MHF 激運ランス
ｶﾌ： 回避カフＰＣ１ ガ性能カフＰＣ１
武： 達人珠 ○ ○
頭：アイルーのネコミミＦ Lv7 66 剛力珠
胴：ルクスＦベスト Lv7 123 剛力珠 剛力珠 剛力珠
腕：フォルトゥＦアーム Lv7 123 剛力珠 剛力珠 剛力珠
腰：レアルＦコイル・白 Lv7 123 剛力珠 剛力珠 剛体珠
脚：ファキルＦグリーヴ Lv7 123 報珠 ● 神足珠
防御力：558 火耐性：6 水耐性：6 雷耐性：6 氷耐性：6 龍耐性：6
発動スキル
攻撃力UP【大】,激運,見切り+3,麻痺無効,火事場力+2,高級耳栓,風圧【大】
無効,ガード性能+1,砥石使用高速化,回避性能+1,(餓狼+1)
MHF 激運バール 二種
ｶﾌ： 通弾強カフＰＢ１ ●
武： ○ ○ ○
頭：スフェラＦハール Lv7 66 剛力珠 剛力珠 剛力珠
胴：ルクスＦスーツ Lv7 86 剛力珠 剛力珠 剛力珠
腕：ゴルトＦガード・赤 Lv7 86 剛力珠 剛力珠 剛力珠
腰：ゴルトＦコート・赤 Lv7 86 剛力珠 剛力珠 宝珠
脚：フルフルＲレギンス Lv7 64 反動珠Ｇ 反動珠Ｇ 反動珠Ｇ
防御力：388 火耐性：10 水耐性：4 雷耐性：13 氷耐性：5 龍耐性：4
発動スキル
攻撃力UP【大】,見切り+3,激運,高級耳栓,反動軽減+2,火事場力+2,
状態異常攻撃強化,装填数UP,調合成功率+10%,通常弾・連射矢威力UP
ｶﾌ： 通弾強カフＰＢ１ ●
武： 剛力珠 ○ ○
頭：スフェラＦハール Lv7 66 剛力珠 剛力珠 剛力珠
胴：ルクスＦスーツ Lv7 86 剛力珠 剛力珠 剛力珠
腕：アークガード Lv7 93 剛力珠 剛力珠 剛力珠
腰：レアルＦコート・白 Lv7 86 弾穴珠 報珠 ●
脚：エクエスＦレギンス Lv7 92 反動珠Ｇ 報珠 ●
防御力：423 火耐性：7 水耐性：4 雷耐性：6 氷耐性：4 龍耐性：7
発動スキル
攻撃力UP【大】,激運,見切り+3,火事場力+2,反動軽減+2,調合成功率+10%,
装填速度+1,通常弾・連射矢威力UP,装填数UP
映画「ブレードランナー」
出演 ハリソン・フォード
ルトガー・ハウアー
ショーン・ヤング
ダリル・ハンナ
音楽 ヴァンゲリス
１９８２年公開。１９６８年のフィリップ・K・ディックのSF小説「
現在ではＳＦ映画の金字塔として不動の人気と評価を得ている作品だが、公開当初は「E.T」の世界的ヒットの影に隠れ散々たる興行成績（それでも全米２位だが）だったが、翌１９８３年にはゴールデングローブ賞を初めとし、数々の映像関連の賞を獲得した。
本 作は単なるＳＦ映画ではなく、後述するフィルム・ノワールとしての要素を併せ持つ。現代の近未来の代名詞である、「クリーン、超科学、平和」等といった要 素はなく、進歩した文明でも薄汚れた町並みや、人々の雑踏、犯罪といった部分が前面に出ている。また、映像的にもサイバーパンクというジャンルの源流の一 つと言われる。
■ ストーリー
２０１９年。地球環境の深刻な悪化により、人類の大半は宇宙へ移住し、銀 河を超えた生活圏が存在していた。地球に残った人々は人口過密の高層ビル群がひしめき建つ都市部での生活を強いられ、汚染から身を守りながら生きている。 一方、宇宙開拓の最前線では遺伝子工学の進歩によって開発されたレプリカントと呼ばれる人造人間が作業に従事していた。
レプリカントは外 見上は人間と変わりなく「戦争、開拓、開発、娯楽」等、人間に取って代わる労働力として使役されている。彼等は通称「レプリ」と呼ばれ、極低温から高温で も生き抜く事が出来き、人の数倍の力と持久力を兼ね揃え、開発者と同等の知能を有する固体であったが、経験が無い事から応用力に乏しく、情緒の不安定さが 弱点であった。しかし製造から数年も建つと感情が芽生え人間へ反抗。しばしば反旗を翻す事態も発生していた。
レプリが従事先を外れ、人間社会に潜伏する者達が現れ始め、重犯罪の要因となってきた頃、社会に紛れ込むレプリを専門で処刑する機関が結成され、専任の特務捜査官達の事を「ブレードランナー」と呼んだ。
凄 腕として鳴らしたブレードランナー、デッカードがその職から退きロサンゼルス繁華街で食事を始めた頃、レプリカントの開発元で地球最大規模の企業タイレル 社では、性能の更なる向上と共に、造反防止の為のセーフティーを導入した。新型のネクサス６型レプリカント達にはハイスペックな身体能力、インプラントに よる幼少時からの記憶移植。引き換えに短命が与えられ、製造から４年で機能を停止するプログラムが遺伝子に組み込まれた。
高い知能を持つ 彼らは自分達に施された４年の寿命に気づき人間に敵対。シャトルをジャック。乗客乗員を皆殺しにし、地球に潜伏した。現職ブレードランナーはネクサス６の 潜伏先を調査しようと心理テストを行ったが、発覚を恐れたレプリに殺害されてしまう。緊急の事態に対して元上司ブライアントはデッカードを召喚。現場復帰 を強要し、デッカードはしぶしぶ捜査を開始する。
■ フィルム・ノワール
虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画の総称。狭義
に は１９４０年代前半から５０年代後期にかけて、主にアメリカで製作された犯罪映画を指す。犯罪を取り扱えばノワールになるという訳ではなく、広義では前述 を踏まえていれば他ジャンルの映画でもカテゴライズされる。影やコントラストを多用した色調やセットで撮影され、行き場のない閉塞感が作品全体を覆ってい る事が多く、夜間のロケーション撮影が多いのも特徴となる。
■ サイバーパンク
現在でもなお本作にはファンが多く、廃れる事のない人気の背景には、その圧倒的なビジュアルイメージがある。監督のリドリー・スコットはＳＦホラー作品「エイリアン 」に次ぐ作品となる本作でも卓越した映像センスを披露し、ＳＦ映画にありがちな清潔な未来社会のイメージを覆す、環境汚染にまみれた排他的な未来都市像を描き出した。
本作での未来都市はハイテクノロジーの結晶であると共に、埃にまみれ、雨に打たれ、人々が生活をし汚れたイメージだ。この描写は後生の数多くの作品に影響を及ぼし、映画では「ロボコップ 」「マトリックス 」、アニメでは「攻殻機動隊 」 「サイレントメビウス 」「AKIRA 」、ゲームでは「スナッチャー 」「メタルギア 」、Webデザインでも多用され「2Advanced Studios」等が有名。実際は紹介した作品の数十倍のクリエイター、作品群に影響し、ジャンルを超えて受け継がれ、いずれの世界でも大成している。
■ 音楽
現在でも犯罪ドキュメンタリーや衝撃映像系の番組で多用されるブレードランナーの楽曲。ヴァンゲリスの楽曲は物語の背景を連想させ、単純な旋律でありながら一度聴いたら忘れない音色として残る。邦画「南極物語 」の楽曲も日本では有名だろう。他には「アテネオリンピック」「シドニーオリンピック」「ＦＩＦＡワールドカップ」ＮＡＳＡの「マーズオデッセイ」と世界規模のイベント音楽を担当し、世界でもっとも認知される作曲家の一人として現在でも活動中。
■ ひとこと
久 々に観ました。子供の頃のＳＦ作品といったら「ブレードランナー」「スターウォーズ」「ターミネーター」「Ｅ．Ｔ」でしょうか。どれも違った世界観があ り、それぞれが現代ＳＦの源流となってる作品です。私は特別本作が気に入っていて、何度も何度も見返しました。そして飽きが来る頃に〇〇カットと題した ＤＶＤが出たりするんですね～。そこでまた何度もみる。ブレードランナーは実に４種類（試写会ver/本公開ver/ディレクターズカット/ファイナル カット）出ていて、クロニクルを入れれば５種類？かな。もちろん同じ内容なんですが、物語の解釈を１８０度変えるシーンが追加されてたり、ナレーションが 無くなったりと変化が多いです。
それでも見飽きる程見返した頃、今度はブレードランナーの世界観をフューチャーした作品が別ジャンルから続々と出 始めた。とっかかりはＭＳＸ２というＰＣプラットフォームで発売された「ＳＤスナッチャー」と、後のＰＣエンジンで発売された「スナッチャー」からです。 後生に伝わるサイバネティックス理論やバイオハザードという言葉が世の中に浸透し始めたのも、この辺りの作品群からでしょう。主人公のギリアンは若かりし 頃のハリソンフォードそっくりでかっこよかった。中学生時代の憧れでした。
日本が誇る世界的クリエイター「スナッチャー」「メタルギア」の小島秀夫 。「ＡＫＩＲＡ」の大友克洋 。「サイレントメビウス」の麻宮騎亜 。「攻殻機動隊」の士郎正宗 。彼らにもし実写映画の機会（技術、金銭等）があったら、現在の映画界は大きく変わっていたのでは無いかと常日ごろから妄想する。小島秀夫は映画「ガンヘッド」で邦画ながら見事なサイバーパンク作品を世に送り出したが、非常にマイナーだ。士郎正宗の「攻殻機動隊」はスティーヴン・スピルバーグ とドリームワークス が実写映画権を獲得。3D実写映画として製作すると発表したが、公開時期未定。今もっとも期待しているサイバーパンク作品だ。
映画「ショーシャンクの空に」
原作：スティーヴン・キング
音楽：トーマス・ニューマン
出演：ティム・ロビンス
モーガン・フリーマン
ウィリアム・サドラー
クランシー・ブラウン
ジェームズ・ホイットモア
ギル・ベローズ
マーク・ロルストン
１９９４年作。数々の賞を獲得し、現在でも多くのファンが存在し、名作映
画の代名詞となった作品。原作はスティーブン・キングの中編作品である
「刑務所のリタ・ヘイワース 」である。ダラボン作品は「グリーンマイル 」や
「マジェスティック 」も有名だが、彼の本領は脚本家であり、当初はホラー
映画を手がけた。８０年代は「エルム街の悪夢3 惨劇の館 」「ザ・フライ2 二世誕生 」
等。ホラー好きなら誰でも知っている作品を担当。
現在までに「フランケンシュタイン 」「プライベート・ライアン 」等ヒット作を手がける。
ノンクレジットながら「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 」や
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 」等、映画史を飾る作品にも
携わってきたが、自らクレジットから名を外す様に指示している。
本作の公開当初は「フォレスト・ガンプ/一期一会 」「パルプ・フィクション 」「スピード 」
等、やはり映画史に残る名作が揃って公開中で、ショーシャンクの興行は赤字スタ
ートだった。しかし、口コミでうわさが広まり、著名人達の絶賛、ネット上で高評価な
どを経て息を吹き返し、ついにはアカデミー賞７部門にノミネートされるまでに至った。
だが興行成績は依然赤字のままだ。時が立ちDVDが販売、レンタルされ始め
ると、今までの噂から売り上げは爆発的に加速し、レンタルDVDの収益がNO1
になった。知る人が増えるほど評価も上がり、ここに不朽の名作が誕生した。
終身刑受刑者の重い心内、刑務所の腐敗、希望を捨てないこと、友情などに
ついて深く描写され、観るものを強く引き込む脚本と名演技が光る。特に希望
について語る鑑賞者が多く、スティーブン・キング作品の中でも最高傑作と評
価する者も少なくない。
本作の評価は多方面に渡る。その一つが役のキャスティングだ。この作品では
特別に派手な事は一つもしてない。だが各キャラクターは作品の中で輝き、強
い個性を発揮している。主役以外の役にも深く掘り下げたストーリーがあり、そ
れが作品の雰囲気を壊さない程度に散りばめられる。いや、むしろこの複線こ
そが本作の見所の一つでも在る。
各俳優陣は現在でこそ各々を誰もが知る処であるビッグネームへと成功してい
るが、本作の段階では駆け出しに近い面子が多い。海外ドラマ好きならば
「24 -TWENTY FOUR- 」「CSI:科学捜査班 」等でよく観る顔。モーガン・フリーマ
ンでさえも、世界的認知は本作からと言っても過言ではない。
■ ストーリー
１９４７年。若くして銀行員副頭取として成功を収めていたアンディ・デュフレーン
は、殺人の容疑で終身刑を２回言い渡され、刑務所ショーシャンクへとやってき
た。最初は孤立していたアンディだが、一ヶ月が経つ頃ようやく口を開いた。話し
相手は通称レッド。刑務所内での調達屋として活動する終身刑受刑者だ。
アンディはレッドを通じて仲間を作り、元バンカーとしての才能を生かし、刑務官
や所長達の税金関連のアドバイザーから各財務処理、書類制作の無料奉仕、
刑務所施設改善の為の予算調達、受刑者への教育と高校卒業資格取得と、誰
もが認める働きをこなし才覚を発揮した。受刑者も刑務官もアンディを頼る事に
なり、彼は特別な受刑者として優遇され、最終的には所長の所得隠しの為の裏
帳簿をつけるに至る。
１９年の時が経ち、老いて行く受刑者達。レッドは初老、アンディの頭髪にも白髪
が混じる。彼にはある秘めた計画が二つあった。それは既に進行されてて、後は
いつ実行するかだけだ。彼の秘め事は仲間でさえ知る事がなかったが、親友レッ
ドにはある約束をしていた。約束の意味は知らせていない。そしてアンディの心の
スイッチを入れる事件が起きた・・・。
更に月日が経ち、レッドは４０年目にて仮釈放を認められる。消えた４０年。塀の外
の世界は目まぐるしく変化し、日進月歩だ。４０年間許可無しでは小便をする事も
出来なかったレッド。監視されない環境に慣れる事が出来ない。安息の為に死を考
えるレッドにふと、アンディとの約束が横切った。
■ エピソード
撮影は実際に１００年間刑務所として使われていた施設で行われた。放棄され４年が
経過し廃屋と化し解体予定日が迫っていたが、美術スタッフ総出でリフォームし、使用
に耐える景観へと作り直した。現在では囚人房と本館を残し、全て取り壊されている。
刑務所外部の撮影は使われなくなった少年院が使用され、独房内はセットを使用した。
当時トミー役はブラッド・ピット が演じる予定だったが、１９９４年の彼は正にブレイク中。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 」「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い 」等が
公開されゴールデングローブ賞も受賞していた。スケジュールが合わず新人のギル・
ベローズを採用。ギルは本作でデビューし多くの映画に出演を果たし、最近の作品で
は「24 TWENTY FOUR リデンプション 」に出演していた。
仮釈放審査で用いられた若かりし頃のモーガンの写真は本人ではなく、彼の息子である
アルフォンソの写真。アルフォンソはアンディが入所するシーンでヤジを浴びせる囚人役
としても出演している。
劇中ラストで出る「アレン・グリーンを偲んで」とは、監督フランク・ダボランの親友アレンが
本作のクランクイン直前にエイズで他界していた為。アレンはダラボンが脚本家でさえなく、
目指していた段階から付き合いのあった最初のエージェント。脚本家は自分を信頼して仕
事を探してくれる優れたエージェントがいなければ大成しないと言われており、名も無きダ
ボランにチャンスを与え尽力した。今日のダボランの成功はアレンのお陰だと言われている。
音楽を担当するトーマスは本作でアカデミー賞を受賞している。トーマスの楽曲は映画の持
つ雰囲気を十二分に引き出すと好評だったが、特に本作で大きな成功を収め、自分のスタイ
ルを確立させた。ショーシャンクの楽曲は他の映画の予告編で多数使われたり、映画本編で
の使用曲が完成するまでの代理曲としても幅広く使われている。
映画「ダークナイト」
監督 制作 脚本 クリストファー・ノーラン
出演 クリスチャン・ベール マイケル・ケイン ヒース・レジャー
ゲイリー・オールドマン アーロン・エッカート マギー・ギレンホール
モーガン・フリーマン
「バットマン」シリーズの最新作。実写映画晩第６作目で、新生バットマンシ
リーズでは前作「「バットマン ビギンズ 」に引き続き第二作目で、全シリーズ
中最高傑作と名高い作品。興業的にも不倒記録と言われた「タイタニック 」に
迫る勢いを見せ、映画史で二位。世界中で大ヒットした。
バットマンは元々アメリカンヒーローの中でも、勧善懲悪スタイルとは一線を
介した存在だ。実写映画化が始まった当初からも、主人公ブルース・ウェイン
は心に闇を持ち、作中でも暗い過去がクローズアップされ弱みにも強みにも
なった。表舞台に立たずに活躍する、日本で言うところの忍者的要素を持ち
合わせるヒーローであった。
新生バットマンとなりより一層勧善懲悪から離れていき、ゴッサムシティの為、
正義の為に汚れ役を買って出る「ダークヒーロー」的な立ち位置となった。
その立ち位置が今まで子供中心のヒーローであったバットマンを、大人向け
の人物として輝かせ、全年齢層からも支持される一大ヒーローへと押し上げた。
本作では旧実写映画で名怪演技を見せ高い評価を得ていたジョーカー役の
ジャック・ニコルソン の代わりにヒース・レジャーを起用。公開前はかなりのブ
ーイングが発生した。しかし、いざ公開されるとヒース・レンジャーの高い演技
力は各界で絶賛され、数々の賞を得るに至った。だが悲しい事に、ヒース・レ
ジャーは本作撮影中に急逝してしまい、彼に贈られたアカデミー助演男優賞
は、３２年ぶりに死後に授与されるという快挙に至った。
次回作として「バットマン３（仮名）」のクランクインが２０１０年から始まると明か
され、公開は最低でも２０１２年以降になると発表された。
■ ストーリー
犯罪渦巻くゴッサム・シティ。ブルース・ウェインは、昼はウェイン社のCEO兼派手
な遊び好きの大富豪として生活し、夜はバットマンとして街の自警活動を行っていた。
しかしゴッサム市民は超法規的に活動するバットマンを、ギャングらと同じ犯罪者とし
て捉え、バットマンの理解者は身近な者と警官ジム・ゴードンだけだった。
そんな中で銀行強盗が発生する。率いるのは新鋭ギャングのジョーカーだ。彼の襲う
銀行は街を牛耳るマフィア達の財布。資金洗浄の拠点だ。奪った金を利用し組織に近
づくジョーカー。
一方警察側は新たな検事ハービー・デントを迎え入れた。彼の強引だが街を平和にす
るという熱い理念と知力、行動力に沸き立つ市民。ハービーはゴッサムの新しいヒーロ
ーとしてデビューを飾った。
ブルースは富豪の立場からも、バットマンの立場からもハービーに近づき、共に戦う事
を誓う。この瞬間（バットマン：ゴードン：バービー ｖｓ ジョーカー：マフィア）の構図が出
来上がった。
金や理念が目的では無いジョーカー。目的は人々の心に悪を目覚めさせる事だ。
理屈の通用しないジョーカーに追い詰められていくバットマン。もはや従来のヒーロー
スタイルでは対応できない事態へと落ちていく。
■ バットマンの装備
〇 コスチューム
前作までのバットスーツは鎧をイメージされた作りになっており、中世の重装備騎士の
ように高い防御性能を誇る。ナイフや弾丸から身を守るに適した作りになっているが、
反面機動性を犠牲にしており、劇中でも振り向き動作などは頭と胴体が一緒に動くと
いった、細かい動きをカバーするアクションになっている。
本作で新たに登場したスーツは通気性、機動性を重視した構造になっている。
見た目的には、全身ラテックスで隙間無く覆われていたスーツが、鎖帷子状の服の上に
硬めのプレートが敷き詰められている現代的な容姿に仕上がっている。
〇 マント
前作まででも落下からの滑空能力に加え防弾効果もあったマントだが、本作では軽量化
されたボディの影響で、ビルからビルへの長距離滑空を可能にしている。
〇 ベルト
ベルトは状況に応じた装填品で、場面ごとに違ったものが取り付けられている。
・ガントレット：小指から肘にかけて装着し手刀のように使うと、チェーンソーの様な
効果を得ることが出来る。
・バッタラン： ガントレットのヒレの部分には蝙蝠型の飛来武器が着いており、手裏
剣と同じ用途で撃ち出せる。
・粘着爆弾銃：普段はベルト周りに２パーツにわかれて収納されており、組み立てる事に
よりポンプ式の銃となる。時限式爆弾を粘土部室と共に撃ち出し、長距離
射撃が可能。
・グラップル： 先端にフックが着いたロープを射出する銃。壁面を登ったり落下を食い止め
たりと応用性が高く多様される。
〇 タンブラー
新生バットマンの乗る戦車のような車両。強大なトルクとバックファイアによって、近距離で
あれば飛ぶことも出来る。以前までのバットモービルのようなシャープな印象はなく、弩級
の迫力が伝わってくる。見た目通りの堅牢さを発揮し、コンクリートウォールを突き破り、弾
丸を弾き返す。前部にバイクポットを搭載し、緊急時にはコックピットの搭乗状態のまま脱
出することが出来る。
〇 バイクポット
イメージは走る対空砲火。決してバイクではないが、バイクと同じ運動性能を持ち、重火器
を扱う。更にはタンブラーが使用不可となった場合の緊急脱出的な簡易さと、タンブラーの
巨大な前輪二つを使う事による、重厚さを兼ね揃える事に成功している。
■ 撮影手法
本作は全編IMAXを使用する初めての作品となった。IMAX上映版でしか観れないシーンや、
他上映では見切れてしまった画面の端部など、知られて無いシーンも多くある。
またDVD版だけに収録されているシーンもあり、ファンならば全て観ておきたいところ。
また本作品では実際の映像が多い。当然CGも使っているが、映像の大部分は本物である。
アクションシーンもほぼ全て観た通りのアクションで撮られており、数多くのスタントマンが活躍
した。
中でも特筆すべきシーンがゴッサム病院の全館爆破で、本物のビルを全て爆破破壊する事に
より、より一層の臨場感を出すことに成功している。爆破シーンは一般的な同時爆破による破壊
ではなく、流れるような爆破シーン+最後は纏めてドカン！というテクニカルな構造になっている。
ジョーカー役のヒースが一歩も振り返らず、その横で次々と連鎖爆破していく様は名演技だ。
バットマンが乗る様々の乗り物もコスチュームも武器も全て本物を作り上げ、現実に使用出来る
ものとして開発された。実際に動かして撮影する為、CGには無いリアリズムが伝わってくる。