Fiat500 ペーパーコードシート製作レポート
久しぶりのブログでございます。
チンクの夏用シートをペーパーコードで編んだので
その製作過程をご紹介いたします。
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※個人的に製作したものなので、
もしもこちらを参考に製作されて、何か不具合が発生しても
責任は持てませんのでご了承ください。
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<必要なもの>
・チンクのシート(リクライニングタイプ)
・デニッシュペーパーコード:1脚分300m
(椅子用の紙ひも/デンマーク製)
・よく切れるハサミかニッパ
・ペンチ
・クランプ
・タイラップ(インシュロック)
・ワイヤーグリップ7個(ホームセンターで1個60円くらい)
①チンクのシートの下側に引っ掛けてあるフックから
シートカバーを外します。
②中のウレタンも全て外して、
フレームと座面のスプリングのみの状態にします。
③もろもろ外したシートのシートレール部を
新聞紙などでカバーしておきます。
(汚れたり床を傷つけるので)
④(重要) 編み始める前に
フレームに付いているスプリングの根本をペンチなどで
下側にグイッと曲げておきましょう。(赤丸部分)
上からコードを編んだ時に出っ張らないためです。
そしてスプリング同士はタイラップで各々を連結(緑部分)
これをしておかないと編んだ後でスプリング部分が飛び出してくることがあります。
⑤座面の縦糸から始めます。
まず前側の曲線を出すためにガイド用の
横ヒモを3本くらい結びます。(これは後で外します)
⑥センターの縦糸(2本分)を座面の上部から
裏面までぐるっと回して、ワイヤーグリップでしっかりと仮止め。
(裏面に通す縦糸は、はじめに張ったガイド用のヒモの内側に通します)
⑦同じように縦糸(2本組)を同間隔に
合計7本通して固定します。
追記:ユル編みにするために7本にしましたが、
ここは9本でも構いません。ただし奇数本にしないと
網目が左右対称になりませんのでご注意ください。
⑧横糸を編み始めます。
コードの長さは5m〜10m位
(足りなくなったら継ぎ足します。
あまり長いと作業しづらくなります)
座って右後ろの隅のフレームにコードの端を
取れないように固結びします。
(念のためにタイラップでも固定)
⑨固定した所から、左に向かって縦糸に対して上下上下と
編んでいきます。左端に行ったら下側に回って同じように
編みながら進んでいきます。
コードが足りなくなったら「一重つなぎ」という結び方か
タイラップ2箇所留めで連結。
この時はつなぎ目が目立たないように座面の底側で繫ぎます。
⑩後は網目を間違えないようにひたすら編んでいきます。
キツく編むと座り心地が硬くなります。
緩めに編むと座り心地はソフトになりますが、
隙間ができやすくなりますので、お好みに応じて調整して下さい。
⑪座面の前側まで編んでいくと、アールがキツくなって
編みにくくなりますが、各自頑張ってください。
先に張っていたガイド用の横ひもは適当な時にカットして
抜き取ってください。最後はどこか目だ立たない所で
カッチリ固定して座面は終了です。(いきなりテキトー)w
⑬座面は以上です。 まだ改良できる点が多々あると思います。
(例えばスプリングとコードの間にメッシュ生地を敷くなど)
また何かほかに良いアイデアなどありましたら、
ご教示いただけると幸いです。
次に背面に取り掛かります。
背面は上部分の編み方が難しくてイマイチ自信がありません。
いい加減な所も多いので編み方の一例としてご覧ください。
(今回はリクライニングタイプで編んでいますの、
非リクライニングタイプとはシート形状が異なりますので
ご注意下さい。)
⑭背面編:背面フレームの下部(腰の部分)に縦糸を結ぶ
ベースを作ります。4〜5周グルグル巻きにして固定します。
⑮縦糸用コードを7本用意(140cm位を半分に折る)して、
フレームに結びます。
⑯タイラップで根元をキツく締め付ける。上部に7本結びます。
追記:ユル編みにするために7本にしましたが、
ここは9本でも構いません。ただし奇数本にしないと
網目が左右対称になりませんのでご注意ください。
⑰下部のベースにタイラップで仮止め。
⑱横糸用のコードを編み始めます(長さは5m〜10m)。
コードが足りなくなったら継ぎ足します。
フレーム上部のセンターに結んだ縦糸に横糸用の端を
タイラップで固定。
⑲後ろ側から見て右に向かって12回グルグル巻きます。
12巻きしたらセンターから右2番目の縦糸をピッタリ寄せる。
⑳(今度は前側から見てます) 2番目の縦糸の裏を通して、
センター方向に引っ張ってきます。
㉑センターの縦糸の裏を通ってフレームに12巻き。
そして逆側2番目の縦糸の裏を回ってセンターに。
㉒センターの縦糸の裏を通って逆サイドに回って、
2巻きしてまた逆サイドに展開。
㉓そして縦糸をくぐりながら逆サイドに持ってきて
フレームを回って再び逆サイドに。
㉔同じ要領で、フレームに巻きつけ間隔を調整しつつ、
12巻きしたところで3番目の縦糸を巻き込んでいきます。
㉕両サイドに編み進めます。
(所々凸凹になってきた箇所は力技や裏側から
目立たないようにタイラップでねじ伏せます。w)
㉖(間隔とバランスを見ながら)フレームに数回巻いては
逆サイドに向かって編むことを繰り返していきます。
そのうちに難しいアール部分を過ぎて直線になったら、
フレームに1巻して逆サイドに展開を繰り返し下部まで編んでいきます。
㉗最後にフレーム下部のエンド部分両側に
ズリ落ち防止用でタイラップを巻いておきます。
㉘作業は以上です。
テキトーなところが多くてゴメンナサイ。
まだ改良点は沢山ありますが、改善した所は随時ご報告します。
今回はナチュラルカラーのペーパーコードで製作しましたが
他に黒や白などもあります。
ただし黒に関しては、濡れた衣服なので長時間座った場合に
色移りする恐れがあります。防水スプレーなどでコーティングすれば
大丈夫かもしれませんが、はじめにテストすることをお勧めします。