和歌 春の雪春たてば花とや見らむ白雪のかかれる枝にうぐひすの鳴く 素性法師霞たちこのめも春の雪ふれば花なき里も花ぞちりける 貫之いかにせむ花まつほどの淡雪はまなく降れども積もらざりけり 俊頼梅が枝に降りつむ雪はうぐひすの羽風に散るも花かとぞ見る 顕輔春来ては花とも見よと片岡の松のうは葉にあわ雪ぞ降る 藤原仲實踏みしだくおどろが下に染み入りて埋もれかはる春の雪かな 定家心にもあらぬわかれの名残りかは消えてもをしき春の雪哉 定家心あてにわくともわかじ梅の花散りかふ里の春の淡雪 定家