世界遺産 金峯山寺蔵王堂と吉水神社へ | 道祖神の招きにあひて

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八ヶ岳山麓の山小舎(ヒュッテ)をベースにした、百名山登山、スキー、自転車・鉄道・巡礼の旅、秘湯、自然観察、DIYなどの趣味のブログです。

今回、吉野へやってきた一番の目的・・・


それは、蔵王堂の秘仏ご本尊『金剛蔵王大権現』の特別ご開帳を拝観すること。



このご開帳は、金峯山寺の国宝『*仁王門大修理勧進』のために、蔵王堂に安置されている日本最大の秘仏『ご本尊金剛蔵王権現3体』を一定期間特別開帳するものです。

*仁王門は現在修理中のためフェンスに覆われており、見ることができません。

工事の終了は令和10年を予定していますが、修理費用が20億円と巨額なため勧進による資金調達が必要なのですね。


⬇️秘仏ご本尊蔵王権現(写真はうましうるわし奈良HPよりお借りしました)

迫力満点、極彩色の蔵王権現!
中尊は約7m、日本最大の秘仏です。
ずっと、お逢いしたかった~🎵

普段は蔵王堂内陣の奥深くにいらっしゃる秘仏、今回はそのご本尊のすぐ足元近くでお参りさせていただけました!



👇蔵王堂(国宝) 天正18年(1590年)豊臣秀吉の寄進により再建された。




次に、世界遺産『吉水神社⛩️』へ・・・


ここは南北朝の時代に『南朝の皇居』だったところ


延元元年(1336年)、後醍醐天皇がここにお住まいになられた以降、南朝57年の歴史が始まりました。


👇日本最古の書院建築(世界遺産)

建物内には、文治元年(1185年)義経と静御前が弁慶達と隠れ住んだ部屋もあります。

『吉野山 峯の白雪ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき』静御前

この場所で女人禁制の地へ逃げて行く義経を見送るのですね。


👇北闕門(ほっけつもん)

書院の庭の北側に建てた門

南北朝年間、後醍醐天皇はこの門から京へ向けて祈っていた・・・

『身はたとえ 南山の苔に埋まるとも 魂魄(こんぱく)は常に北闕(ほっけつ)の天を望まんと思う』後醍醐天皇の辞世の句


そして安土桃山年間

文禄3年(1594年)、太閤秀吉は吉野で盛大な花見の宴を行います。

その時、本陣として数日間滞在したのが吉水院(現在の吉水神社)だった!


なんと永きにわたり、悲哀と絢爛の舞台となっていたことでしょう。

悠久の歴史が物語る世界遺産『南朝皇居 吉水神社』


境内の『一目千本』から見た上千本


う~む、紀伊山地の霊場と参詣道は奥深い


南無大師遍照金剛~🎵

合掌


おしまい


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