私には中学の頃からの親友がいる。

ここではSちゃんと呼ぶことにする。

Sちゃんは当時から穏やかで優しい女性。

高校生の頃私はメンタル疾患を患い、休学。

復学したとき今まで仲良くしていた友人たちはそれとなく疎遠になった。もちろん仕方ないと思う。多感な高校生の頃に戻ってくるか分からない友人を待てるかと聞かれると私も自信はない。

でもSちゃんは待ってくれていた。休学している間も、私と交遊のある友人たち一人一人に声をかけ、一人一人に私宛の手紙を書いてもらい、それを郵送してくれた。

高校生を卒業後も彼女とは交流が続いた。そしてもちろん32歳になった今も変わらず交流がある。

ふと思うことがある。私は人に恵まれているんだな、と。人生の節目節目で必ずといっていいほど、メンター(心の師匠のような存在)に出会う。

もちろん合わない人と出会うこともある。でもそういう人とは自然と離れられる。それは私が私を大切にしてくれる人を心から大事にしているのもあるとは思う。合わないなぁとか意地悪だなぁと思う人に構うほど暇じゃない(笑)。

全部の人を大事にするのは心の狭い私には無理だけど、私のことを大切にしてくれる人たちのことは絶対に私は何があってもそばにいる。(もちろん大切にしてくれなくなったら、その人とはご縁が薄くなったんだなと思って、静かに離れる)

Sちゃんのように優しくて強い人でありたい。

面と向かってはなかなか言えないけど、出会ってくれて、仲良くし続けてくれてありがとう。