昔の自分がしたかったことを思い出すために
過去の自分と会話するという手法をつかってみます。
話して気づいたことは、幸せを感じる時間や好きなこと、
結構忘れていたんだなって思います。
過去の辛い状況を聞くことで、過去を肯定できがして、よかったです。
なんか相棒が増えた感じです 笑
(登場人物)
過去=高校生の自分
未来=今の自分
ーー昔の自分と対話するーー
朝起きて半分眠い中、水分をとる。
窓を開ければ、気持ちのいい風が吹いてくる。
リラックスできるチェアにすわり、iPhoneをマナーに。
ブランケットを抱えてすわる。
はいて、すって、深呼吸を繰り返して、徐々にリラックスしていく。
さて今日は高校生の自分と会おう。
どんな姿だっけ?
たしか、夏の制服は上が白で、下はプリーツのスカート、ネギみたいなリボン。白い靴下にスニーカー、髪はボブで眼鏡つき。化粧はなし。
「ねえ、過去?そこにいるでしょ?
あって話をしようよ~」
「仕方ないから、行ってあげるよ…
夏休みも授業とテストで忙しいんだよ」
「ふふ、ありがとう。
まずは、ハグだね!」
「うん、未来も元気そうだね。
今日はどうしたの?」
「過去が好きなこと、やりたいことを聞きに来たの。
今の不満や不安も聞きたいな」
「母さんは相変わらずうるさい。
すぐに勉強だの、宿題だの大学だのって。
テレビの音量や隣のじいさん、ばあさんのでかい話声もイヤ。
父さんと母さんの言い合いも、1階じゃ筒抜けじゃん?
家じゃうるさくて何にもできないよ…
飯、風呂、帰宅時間…母さんはすべて聞かないと満足しないじゃん?
しかもあの、かなキリ声で!!
いつも通り、学校のがラクだよ」
「勉強いやだけど、家以外にいる場所があるのは良かったよね」
「ほんとだよ!図書館に行くのも、暑いし疲れるしさ」
「ああ、確か貧血ひどかったもんね」
「階段とかまぢ死ぬよ」
「そうだよね。しんどいよね。
でも、習字はがんばって行ってるじゃん!週二回も!」
「だって、私を受け入れてくれるのって、習字くらいだよ?
先生やさしいし、ほめてくれるし、静かだし。
多分、本読む以外で一番楽しいって思える。
何もないかみに、私が動かす筆が文字を作れるんだよ」
「うん、あれは快感だよね。たまにハイになる瞬間がたまらない」
「そう!その時が一番上手く書けるんだ!」
「あとね、古文の授業で見つけた文章あるじゃん?」
「ああ、契りを守るために、死後魂だけがいくってやつ?
あれから、原文にハマって、古文読めるようになったよね。
勉強がめっちゃ楽になったもん」
「そう、やっぱさ、あの時代は不便だけどいいよね。
自然のすべてに”をかし”=”おもむき”を感じる生活。
それにつながるんだよね。書道ってさ。
そこから好きになったのは、月!
恋文や儚さに例えられる、月に惹かれた
あと、風や雨、虫の音も。
そっちでも感じられる?」
「もちろん。今でも私の大好きなものだよ。
風を感じて、月を見られれば、大抵のことってさ、
ちっちゃいことだよねって思うね」
「月をワインに写そうと頑張ったけど、写んないんだよね」
「月見酒するたびに頑張るんだけどね~。
いつか月ごと飲みほしたいね!
ああ、月見酒したいな!
海か山で月が大きいとこがいいね。
そういえば、最近飲まなくなったから、月見してなかった」
「うそ!あんなに毎日見てたのに?
空見上げてないの?大丈夫か?
いつも見守ってくれるのは、彼の人”月”だけじゃん!」
「そうだよね。今は毎日一生懸命で、仲間もできたからなのかも」
「友達なんて続かないでしょ?」
「うん。でも同じとこに向かう仲間は続くかもしれないよ」
「ふーーん、へーーー、そんなもん?」
「そんなもんかも。月や風を考えると将来はさ、
テラスか縁側のある家が欲しいよね」
「でっかいお屋敷じゃなくさ、平屋で庭がある自然が多いとこがいい。
イスに座って、月見茶会するんだ♪
風も虫の音も月も。全部感じられるよ」
「それはいいね。河の音や、潮の匂いもほしいね。電車の音も趣があるよ」
「どこに家作ろう?長野、沖縄、あと海外のリゾート」
「セブやオーストラリア、カナダもいいよ。イングリッシュガーデンを作っちゃおう!」
***退席中***
「お帰り未来。いきなりどこいってたの?」
「ごめん、お手洗いついでにご飯食べてた。
ご飯中に気づいたんだけどさ、
日光感じて、気持ちのいい風を感じて、周りの生活音をききながらさ、
のんびりご飯食べるのがね、すっごく、幸せだな~って気づいたんだ!」
「何言ってんのさ。今もそうだよ。忘れてただけでしょ?
体育祭は日向ぼっこ、休みは習字行って、ベランダでのんびり犬のブラッシング。
あとは日向ぼっこしながら、読書と昼寝だよ?
のんびり、まったりが好きに決まってるじゃん」
「そうだよね。人と話すのも好きだし、旅行も好きだけど、のんびりの幸せも好きなんだよね」
「旅行もおしゃべりものんびりじゃん」
「ああ、そっか。みんな一緒だね」
「じゃあさ、過去は将来どうなりたい?どんな状態が幸せ?」
「毎日学校行くみたいに、朝早く起きて出かけたくないや。
親とは別居したいし、たまに人恋しいから、恋人もほしい。
イングリッシュガーデンのある庭でパートナーと朝食食べて、
昼はのんびり家で仕事してさ。
夜は月見しながら、パートナーと食事。
友達が飲みに来て、プチ飲み会するの。
で、しばらくしたら、家を変えていろんなとこに住むの」
「わお!いいね。家でやる仕事ってなんか考えてる?」
「うーん、作家とかカッコいいよね。コメンテーターもいいし。
ハリーポッターの原書読めれば、翻訳も出きるんじゃないかって思ってる。
あとはパソコンでなにか、できないかなって。
紅茶とか関連ずけたいな~。」
「なるほど!紅茶はまってたもんね。
じゃあ、今日はもういくよ。またくるね。ありがとう」
「うん、またいつでもきてよ。今度はお茶しながらにしよ」