いきものがかりのブルーバード、やっぱり大好きです!歌詞のワードチョイスが個人的にとても好きで、ストレートに響くんですよね。
やっぱりこの歌詞の特徴は、インパクトのあるワードを織り交ぜて非常に簡潔な歌詞でありながら聞き手に様々なことを連想させるってところじゃないでしょーか。
たとえば…
「飛翔(はばた)いたら 戻らないと言って…」というところ。「戻らない」ですよ?僕はほとんど使ったことない言葉です。強い決心がないと到底使えません。
「突き抜けたら 見つかると知って…」
個人的に一番好きな表現かもです。「突き抜ける」って本当に、まっすぐ前だけ見つめて、他のものには目もくれずに突進する。ってなイメージがあります。
「振り切るほど 蒼い蒼い…」
「この振り切る」ってのも強い決別を意味しますよね。
「見飽きたカゴは ほら捨てていく」
そして、もはや「捨てて」しまうんですよ。いらないものだから捨てるわけで、「戻らない」とかを超えた、強い否定を感じますよね。今まで自分の周りにあったカゴ。これに飽きて、いらない!と断言して先に進むと。
「駆け出したら 手にできると言って いざなうのは 遠い遠い あの声」
「眩し過ぎた あなたの手も握って 求めるほど 蒼い 蒼い あの空」
「駆け出したら 手にできる」という強い希望的観測。しかしこれは甘い幻想かも知れないということも知っている。だから、いざなう声はとても遠い。胸の中に不安も抱えている。それでも…
で、最後にサビがリピートされるんです。
突き抜けるとか、振り切るとかは抱えている不安に対して、という意味もあったんだ、ということが最後にわかる、という。なかなか考えられたナイスな構成ですよね。
歌詞の中で不安とかを歌っているから、若干の親近感を持って聴くことができるものの、この歌の中で歌われている決心は凄まじいもので、聞くたび圧倒されます。本気で夢をつかもうと思ったのなら、或いは、何かを叩き上げようと思ったのならば、生半可な気持ちでは到底駄目で、時にそれは決別までもを必要とするのだ!ということなんですよね。この歌の世界観は。
全く雰囲気は違うんでしょうけど、関口存男先生のこんな言葉を思い出させられます。
「本当に語学を物にしようと思ったら、ある種の悲壮な決心を固めなくっちゃあ到底駄目ですね。まず友達と絶交する、その次にはかかァの横っ面を張り飛ばす、その次には書斎の扉に鍵を掛ける。書斎の無い人は、心の扉に鍵を掛ける。その方が徹底します。」
「意地が汚くなくっては駄目です。欲張っていなければ駄目です。うんと功利的出なければ。ユダヤ人が金をためるように。なるべく執念深く、しつこく、うるさく、汚く、諦め悪く、非常識に、きちがいじみて、滅茶苦茶に、がつがつと、居候が飯を食うように──兎に角しつこく、しつこく、しつこく。」
さあ、俺も頑張るぞ!