純粋で正直すぎる長男の言葉に、

そんな事を考えもしなかった私は感動し、

大切な人を亡くした経験のある人は

その気持ちわかる。

と思えるエピソードを

今日はシェアしたいと思います。


前回4月の頭に

転移による、脳出血と水頭症で、

緊急入院し、

余命1ヶ月と言われて、

放射線治療をしてもらってから、すぐに退院し

在宅ケアに切り替えた。


余命宣告されて、

目が腫れている私の顔を見て気がついた

中学一年生になったばかりの12歳の長男は

聞いた話全てを話すと、

すぐにお父さんに教えてあげろと

私に言った。

伝えておきたい言葉も、やってほしいと頼む事も、沢山あるだろうから、余命宣告は絶対本人に伝えるべきだけど、強く自信を持って私に訴えてきた。


退院して家族4人で話をしようと集まり、

でも、旦那さん本人は、

厳しい現実を子供達には話せず、

「お父さんは、10年、20年とは生きれないみたいだ。」

と簡単にまとめていた。

胸が詰まって涙が出そうになるのがイヤなんだなぁ。と見ていて思った。


まだしっかり理解出来ていない次男はそれでよかったのかもだけど、全てを知っている長男には、

「貴方も目を見て話が出来る間に言いたい事をお父さんに言っておきなさいね。」

と言うと、


しばらく考えたあと、


「お母さん!俺、お父さんに伝えたい事見つかったから言ってくる!」


と言って

旦那さんの横になるベットに近づき言った


「お父さん。。。

お父さんがもし死んじゃったら、

怖いやり方じゃなくて、

心霊現象起こして。

今ここにいるよって、教えてね」


この言葉をきいて、

本当に私はハッと気が付き、感動しました。

夢の中ででも、会いたい。

今ここに居ると感じたい。


でも、扉バーーンとか、物がガッチャン落ちるとか、怖いホラーは、イヤ。


子供らしくて、笑いました。


小さいクマのぬいぐるみが手を交差させてたら、

今居る。に、しよう。

とか言うてたけど、

ぬいぐるみ動いたらそれはそれで怖いわ。


それ以降、

「お父さん、良い名前つけてくれてありがとう」

も言ってあげてました



純粋な子供の素直なお願い事のエピソードでした。