忌野清志郎がよく使った言葉、「ブルース」
人生を、音楽を、好きだった自転車を、彼は「ブルース」と表現した。
楽しいだけじゃない、そこには辛さや悲しさがある、だからかっこいいんだ。
大人にしかわからない「本物」がそこにはある。
今年のフジロックは、自分にとって特別なものだった。
それは、カッコつけるならば、今回の苗場への旅こそが、自分にとってのブルースだったからだ。
うれしい、楽しい、でも先のことを考えると、辛くて悲しい。
今は、来年またフジに行こうと思えない。状況次第だけど、楽しめる状況にあるか・・・
7月28日に北海道を出発。午前中には新潟に着いた。
現地はあいにくの雨。まだ大きなニュースになる前だった。
予定してたとおり駅前でレンタサイクル。しかし、かなり雨が強かったので、自転車を停めて歩く事が多かった。
本町では市場に行き、ノドグロと南蛮エビの刺身をいただく。どちらも身にしっかりとした甘みがある。おいしかった。そこから、海老しんじょう→浜焼き・・・と怒濤の食い道楽に走る。お目当てだったおやきの店が休みで、ふと我に返る。食い過ぎだ。
万代に戻ってからは、ショッピング。ビームスでフジのオフィシャルTを購入。あと、雨がひどいのを鑑みて長靴購入を考える。迷ったが昨年のライジングサンでの経験を思い起こし、買うことにした。
一通り買い物をした後は「翔ぶが如く」という店で早めのディナータイム。地酒を少しいただいて、新幹線で越後湯沢へ移動。このころにはもう普通線の一部は運行の見通しが立たなくなってきた。