おそらく最初で最後になるであろう
Oasisの来札公演。
チケットの売れ行きが芳しくないような
ことも言われていたが、客席はほぼ埋まっていたと思う。
18:45頃、意外と早くそのときは訪れた。
お約束のFuckin' In The Bushesでメンバー登場!
逆光で顔の判別はつかないが、シルエットだけで
それぞれが誰かわかる。
リアムは立ち姿だけでも迫力十分。
でも、髪を短髪にし、ステージ上ではホット・ティーを口にしていたらしい。
Rock 'n' Roll Star から、怒濤のシンガロングタイムに突入。
僕の席はスタンドだったので、冷静なお客さんばかりだったんだけど
アリーナの盛り上がりようは言うまでもない。
いわゆる代表曲もあれば、Dig Out Your Soulからも結構やった。
おもしろかったのは、Dig Out~の曲は観客の盛り上がりは
代表曲より劣るんだけど
明らかに粗暴な魅力を持って鳴り響いていたように思う。
Ain't Got Nothin' はCDよりも全然かっこよかった。
Falling Down はその後のChampagne Supernova が
かすんで聞こえてしまうくらいゾクゾクした。
リアムの調子の方は今ひとつのようにも感じたが
高音が出ないとかそういうことは全く気にならなかった。
そういうところも含めて「リアム」なのだ。
個人的なハイライトは(What's The Story)Morning Glory
リアムのヴォーカルもこの時が一番冴えていたと思う。
単にこの曲が好きだからかもしれないが。
この日の一番のサプライズは、アンコールの1曲目に起こった。
なんと弾き語りでWhateverを始めたのだ。
そう、あのなぜだか日本人が大好きなあの曲である。
テレビを見ていたら、1日2,3回はかかるあの曲である。
かくいう僕もこの曲は大好きで
感激したのは言うまでもないんだけど。
次のDon't Look Back In Angerにもしびれた。
一緒に歌うという、目標を無事に果たせました。
ノエル兄さん、すてきでした。
Set List
Fuckin' In The Bushes
Rock 'n' Roll Star
Lyla
The ShockOf The Lightning
Cigarettes & Alchohol
The Meaning Of Soul
To Be Where There's Life
Waiting For The Rapture
The Masterplan
Songbird
Slide Away
(What's The Story)Morning Glory
Ain't Got Nothin'
The Importance Of Being Idle
I'm Outta Time
Wonerwall
Supersonic
-アンコール-
Whatever
Don't Look Back In Anger
Falling Down
Champagne Supernova
I Am The Walrus
自分が思っていたよりもずっとライブバンドだったOasis
テクニックの問題ではない。
CDでは作り出せない非現実的な世界を
その場に作り出せるバンドこそ、ライブバンドだと思う。
最近のコンセプトである
「サイケデリック」を
ラウドな演奏で、映像で
あの空間に作り出すことができる彼らは
間違いなくライブバンドだと思う。
多少めまいがしそうになったが
ディープなサイケ空間は
ロックのカタルシスを感じさせるには十分であった。
実に良かったし、実にオアシスらしいライブだったと思う。
文句ありません。大好きです。