このところ眠りが浅いのか、よく夢を見る。
「大人になってからの夏休み」を過ごした、ケンブリッジの夢だ。
たいがいは、面白かった授業の事とか、
クラスメートとテニスしたり、クラブに行ったり
トラファルガースクエアのライオンちゃんに登ったり、
・・・楽しかった思い出が夢に出てくるのだが、
ほぼ毎回なぜか登場するのは、D先生。
starwarsのヨーダみたいな、小さくてしわくちゃでカッコいい、
お爺ちゃん先生。 ちゃきちゃきの英国人。
通称「じぃじ」。
帰国後、starwarsファンの当時のカレが
『本物のパルパティーンに会えたの?!』 と、
じぃじの写真をみて絶賛していた。 そんなお爺ちゃん先生。
・・・確かに、パルパティーン役のIAN McDIARMIDにかなり似てる

だけど、常にポカポカと温かかったじぃじ先生はどう見てもシスではなく、
ジェダイの“マスター・ヨーダ”だった

愛煙家だったワタシは、ケンブリッジの学校の喫煙所で
同じく葉巻をこよなく愛する「じぃじ」“ヨーダ”と毎日のように会っていた。
かっこ良く葉巻をふかす、ケンブリッジの小さなヨーダ先生は、
ワタシにも分かりやすい穏やかでゆっくりとした口調で
話し相手になってくれた
「いつになったらボクのクラスに来てくれるのかな?」Advancedのクラスを教えるじいじに、皮肉っぽく言われているワタシ。
・・・ワタシはずっと、Intermediateクラスのままだった。
「うん、じぃじの生徒になりたいから、やってみるよ」
“ヨーダ”先生が大好きなワタシは、素直に答えていた。
でもAdvancedクラスなんて、ちょっと無理じゃん、って思ってた。
「Do, or Do not. There is no try.」・・・えっ?
急に、じぃじの声が変わって、びっくりした。
しかも、そのセリフ、ぜったい聞いたことあるんだけど・・・

楽しい思い出ばかりの夢の中で、
最後に大好きだった“ヨーダ”先生に何だか戒められて終わる夢。
そうなんだよ、結局あんまりモノになってないんだよね、英語。
ワタシが、今もなお、もうひとつ壁を越えられないでいるのを
“ヨーダ”先生はお見通しなんだろうか・・・。
・・・何度もこんな夢を見るもんで、
とうとう昨夜から、6話ぶっ通しでStarwarsを見続けている。
ちびっ子の頃からstarwarsが好きで、かなり見まくってるわけなので、
“ヨーダ”先生の戒めをもとに、英語の字幕で観続けることにした。
映画の中の本物の『ヨーダ』は、セリフのほとんどが倒置になってて、
はじめは「??」と思ってたが、威厳あるヨーダっぽくて、カッコいい。
映画の中でのコトバ。
ヨーダに、沼に沈んだ戦闘機をフォースで引き上げろと言われたルークが
「やってみます」と言ったのに対し、
ヨーダが言ったのが
『やるかやらぬか、だ。 「やってみる」というのは無い。』 というコトバ。
・・・・・うーん。 きびしくも正しいお言葉。
よく言いがちな、「やってみる」 って、
どこか責任逃れなコトバだったりするかも・・・。
夢の中の、ケンブリッジの“ヨーダ”先生に何となく引っ張られて
何でもいいから、楽しみつつ英語に親しむ事を見つけて続けることにした。
本物にまた会いに行くのを目標に
緑のしわくちゃマスター・ヨーダのコトバに改めて学ぶ、今日この頃。