寒い、ただ寒い。彦根の風が身を裂く様に寒い。


 秋季新人大会について書こうと思います。自分が読み返すためと同じクルーで唯一の上回の主将石井のために書きます。


 今回の大会が一回生が初めて経験するちゃんとしたものでした。加古川で行われ、結果は初戦を負け、敗者復活でも負けました。


 初めて、僕たち、HIKONE85, or ひこはちのクルーが結成された時は大会を見据えていることに実感がなく、練習も身が入らないような感じでした。そんな中でも、自分の技術の向上と艇の課題解決を石井先輩の助言やリンギングを通して目指しました。


 大会が近づき、シートを変え、自分が整調になったときからは、ある種の責任感のようなものができ、慣れていない高レートの調整が難しかったです。さらに大会が近づいたとき、風邪が部全体を襲い、ひこはちにも影響が出て、練習が満足にできなかったです。


 大会の1日前、ひこはち全員で、練習をしたとき様々な困難があったものの、レート、バランスについてうまく行っていい流れでした。

 初戦、直前の練習でもレースが良かったが、いざスタートしてみると、油断なのかレースで浮き足だったのか、経験不足か定かではないですけど、最悪のレート37~39を終始推移してしまい、自分たちの漕ぎができませんでした。非常に悔しかったし、クルーへの責任も覚えました。


 翌日の敗者復活戦では、直前まで確認をして、レースに挑み、初戦の課題だったレート、バランス、パワーを事前に改めて確認したレートで行い解決し、ひこはちで一番良い漕ぎができたと信じています。この上なく悔しくって、結果こそ伴わなかったが、非常に後悔のない、やりきったことへの晴れやかな気持ちでした。


 石井先輩へ、練習後の漕ぎへの反省を共有する場でも、否定せず、良い言い方で助言したり、素早くリギングをする背中や、初戦の後に私を責めなかったむしろ励ましてくれたり、前向きな言葉をかけてくれたことに心から尊敬しています。


 大会は過程からも得るものがあり、終わったら快かったです。