自分の子どもの同級生が放課後に遊んでいる姿を見て
「うちの子は誘われていないのかな…」と、さみしくなったことはありませんか?
これが定型発達の子どもだっら「きっと自分の意思で遊ばないんだな」と割り切ることができるのですが、発達障害の子どもの場合、クラスで仲間に入れていないんじゃないか…と不安になりますよね。
私も、「息子は学校で友達と仲良くできているだろうか?」「どんな会話をしているんだろうか?」「一方的に電車の話ばかりしているんじゃないだろうか?」と、気になってしまいます。
発達障害のことをオープンにしているので、仲のいいママ友達にも聞くことはできますが、やはり自分で観察するのが一番です。
その場合、お友達を家に招待することで、子ども同士の関わり方を観察することができます。
特に、小学校低学年~4年生くらいまでは、『ゲームとおやつ』という強化子があれば、よっぽど仲が悪い友達でない限り、誘えば(特に数名でなら)来てくれます。
以下は息子の友達を家に招待するときに、私が注意していることです
◆親がいない時は家に呼ばない
今では介入することは減ってきましたが、それでも小学生の子どもたちを家に集めて、大人が不在というのは、私はあまり良くないと思っています。
誰かがiPadなどを持ち込んで、好ましくない動画を見る可能性だってありますし、そもそも息子の観察のために友達を招待するという面倒くさいことをするわけですから、不在では意味がありません。
特に低学年の頃は、息子が発端ではなくても、もめ事が起こり、介入が必要なことが多々ありました。
うちのルールは一貫して「親がいない時には友達は家には呼ばない」ことにしています。
◆主な活動は息子の得意な物にする
家に招待した時に、何をやるのかあらかじめ決めておくといいと思います。うちの場合は、『テレビゲーム』でした。本当は息子は電車が得意なのですが、小学校に息子と同じく電車好きな友達はいなかったので、クラスの男子の大方で流行っていたテレビゲームで誘うことにしました。クラスで流行っている人気のテレビゲームを、ある程度息子に練習させて上手くなってから友達を呼ぶようにしました。
◆短い時間にする
長時間は親の私が疲れるので、短い時間にします。
うちの場合はたいてい2時間以内です。
あえて6時間授業の日だけお友達を呼んでもいい日にして、2時間以内で門限が来るようにします。時間を短くすることで、一つの活動(うちの場合はゲーム)が飽きる前に、解散に持ち込めます。
短い時間にすれば、息子も失敗することが少なくなる、私の介入の機会が減る、何よりこれが一番大事です。
◆とにかく観察する
観察するのは、ゲームをしている様子だけではありません。
同級生はどんな洋服を着ているか、身なりをチェックします。
学年を追うにつれ、キャラ物は着なくなる、アルファベットが多い服を着る、スポーツブランドを着る、ズボンの丈が長くなる…観察します
靴はどうだろう?瞬足からスポーツブランドに変わってきた…観察します
さりげなく聞き取り調査もします。
「〇〇(息子)は学校にハンカチ持っていくのを、ちょっちゅう忘れるのよ~みんなはどう??」
「オレもほとんど持って行かないよ」「僕も!」「オレは持っていく!」…
何割程度の子どもがどのような行動をしているかチェックします。
一人称も「僕」なのか「オレ」なのか…
音楽は聴くのか、どんな歌が流行っているのか、好きなお笑い芸人はだれか…同級生にさりげなく聞きます。
息子が流行りに乗り遅れているようなことがあれば、クラスで会話に入れるように、SSTの中で会話の練習に取り入れます。
◆場合によっては録画する
喧嘩になっていたり、息子の行動が大きくなっていたり(興奮してハイジャンプを連発)、ゲームに負けて暴言を吐いている時など、ふりかえりができるように録画することもあります。
そして、友達が帰った後、暴言ではなく何て言ったらよかったか?を確認します。
「ずるいよ」「ルール違反だよ」「もう一回やろうよ」「飽きたからやめるね」
どんな言葉がよかったか、息子と一緒に考えます。
友達を家に呼ぶことは、以上のことに気を付けていればプラスになることはあってもマイナスになることはありません。
きっと、子どものソーシャルスキルを向上するヒントを得られるはずです。
是非参考になさってください(#^^#)
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