津守式乳幼児精神発達診断検査をご紹介します。
 これは乳幼児の検査時における発達の程度を理解する「分析検査」ですが、1歳6ヶ月児健診や3歳児健診では発達上の問題(遅滞)や発達障がいの早期発見のためのスクリーニング検査として実施されます。

 検査対象年齢は0~7歳です。
 対象の乳幼児を保育している母親または保育者から、質問用紙の質問について聞き取る方式で、実施時間は約20分です。

 ・1~12ヶ月
 ・1~3歳
 ・3~7歳
 上記の月齢・年齢によって3種類の「乳幼児精神発達質問票」が用意されています。

 1. 運動
 2. 探索
 3. 社会(大人との関係・子供との関係)
 4. 生活習慣(食事・排泄・生活習慣)
 5. 言語
 この5つの領域について検査し、結果は折れ線グラフのような「発達輪郭表」として表されます。

 検査はあくまでその時点での発達を調べるもので、その後の成長(キャッチアップ)の可能性までは判断できません。
 また、知能指数も測定できません。
 しかし、幅広い発達をみることができる点と、人見知りが激しいなどで検査が難しい乳幼児の検査が可能なことからよく実施される検査方法です。


:Written by Imaoka