随分前ですが


母親が長いこと家をあけ、
幼い兄弟がなくなる事件がありましたね。



思い出すとい案でも涙が出そうなので詳しくは書きません。



ですが、つい先日も母の留守の間に子どもがなうなる
という事件が起こりました。



世間では母親への非難が集中し、当たり前ですが


母親は逮捕起訴されています。


幼い子、守ってやらねばならない子供たちの存在を
無視した自分勝手な行動は


やはり人として許されるものではありません。



ですが、そういった母親たちの気持ち、少しわかるような気がしました。



昨日買い物に出て、何時もならまだ帰ってこない時間に


子どもが学校から帰っていたんです。


ほんの一、二分ですが、



彼は家の前でドアを叩いて、私の名を叫んでいました。


私にしたらなんでこんな早いの?


ですが、もうすぐ帰ってくる時間だったことはわかっていたんです。



少しくらいならいいか、


その心が彼を待たせる結果につながったのです。



きっと先の母親たちも、はじめは少しくらい
という気持ちだったと思うんです。



軽い気持ち…



だけど、それがなんだかあっという間に度を越して



取り返しがつかなくなったのだと、



そんな風に思いました。




社会はきっと、その少しくらい


皆の少しが集まって、大きくひずんでいくんだと 感じました。



世の中を良くするのも、皆の少し、



悪くするのも、また、皆の少しなのです。
$本を巡る旅