今朝の毎日新聞の朝刊一面、
ゴミだめの中にたたずむ少女。

思わず記事を読みました。



東アフリカの最大のスラム街である、キベラスムスと言うスラム街の話題でした。

このキベラ地区、人口は100万人を超えているとされています。


周りの地区からの干ばつなどの影響で、このスラムは人が増える一方。

スラムにはトイレも足りず人々は、ナイロン袋で用をたす始末。

そのナイロン袋がスラムのあちらこちらに捨てられていて、衛生面が崩壊し、感染症などの病気が広がるわ広がるわ。

おまけにこの地区では一月に150人くらいの蚊ちゃんが生まれると言うのです。

人々は貧しく、靴を買うお金さえもない。

そして用を足した後のごみ袋や、ゴミの散らばるスラムをはだしで歩きまわる。

貧しい国の、もっとも貧しい人たちが優先的に健康被害にあっていく

そんな関しイスラムの現状については以前、凄い会社でも御紹介しました。
以前の記事はこちら


でも、なぜこんな靴も買えないような人たちは用をたすナイロン袋を持っているのでしょう?

買うの?

誰かが配るの?

その辺のところは全くわかりません。

なぜ、用を足した後のゴミはここに捨てようね、とかそういう最低限のルールが機能しないのでしょうか?


人が増えすぎて、何もかもの秩序が崩壊しているのでしょうが、スラムの中でも人々が何かを変えようという動きを起こさないのでしょうか?


行動を起こすどうのこうのって、教育じゃなくて意思だと思うのです

もちろん何が大切かを教える教育も大事ですけど、根本的に自分たちがなんとかしなきゃっていう意識がないとどうにもならないとおもうのです。

そしてそれは心の問題。


新聞には、スラム大変ね、ってことしか載っていなかったので少し調べました。





このキベラスムス、先にも述べましたが東アフリカ最大のスラム街です。


簡易トイレも下水道もなく、ゴミ収集も行われていません。


そこで、この地区に現れたのがウマンデ ・トラストという地元の非政府組織(NGO)です。


ウマンデ・トラストは、排泄物や有機性廃棄物からバイオガスを生成する技術を導入しており、周辺の住民たちは、このガスを料理のために使うことができる、というのです。



また、副産物として肥料も作られており、これは都市部の農業に利用することができると大きな期待が寄せられているそうです。


それはすごい!

そして、この地区、国連事務総長の潘事務総長も2007年に訪問されていて最大限の支援を約束されているんですって。


バイオガス導入や潘事務総長の訪問、スラムにも明るい話題があるようです。

そこのところを新聞で伝えてほしかったですね。


スラム街での色々な活動や教育を持続していくのは難しいとされています。

でも、どんな小さなことでも始めなければ何ともなりませんからね。

バイオマス事業に期待大です!


明日は、第三回大人の自由研究発表会最終弾をお送りします。

朝8時アップです。



【追記】


当初、南アフリカ最大の~とお伝えしていたのですが、


どうやら南アフリカ共和国と間違いやすいようなので、


表記を改めさせていただきました。