長男は、幼稚園のころから集団がなんだか苦手で、サラリーマンのように金曜日を楽しみに幼稚園に通っていた。

今思えば、何がイヤってことでもなく疲れちゃうんだろうけど、その頃は末っ子も生まれたあたりで、私にも余裕のかけらもなくて、あの手この手でおだてたり、脅したり💦、頑張って幼稚園に行かせてたな。

震災で、大好きで仲良しだった義母が行方不明になってしまったので、子育てはワンオペ状態。(主人は仕事が忙しいのと、私が子育ては母親がするものだなんて思ってしまっていた💦)
それでも一人で3人みるのは無理だと、震災後にボランティアで移住されてきたクリスチャンの牧師さんが運営される「ホープセンター」というところに毎日のように寄らせてもらって、人見知る長男、長女(あの頃はまだそんなでもなかったかな?)と、スリングに入れた次男とで、一緒に時間を過ごさせてもらった。
そこでも特に人嫌いな長男は車から降りなかったり、人に見つからないように匍匐前進で部屋に入ってきたり、当時の私には理解しがたい行動をしていて、それも悩みの種だった。

それでも、長男が小学校に入学。1学期はなんとか学校に通えていた。
私はその時、次男の育休が明けて、8月から市内の小学校に復職した。下の2人は通勤経路沿いの保育園に通わせて、いよいよ共働き生活が始まるんだと思っていた。

核家族なので、長男は学童に預けることにしていたけど、なかなか慣れないタイプだろうと思っていたので、1学期から時々練習させようとしていたのに、先生に(部屋の中に入るよう)手首を捕まれたことがあったら、パニックになって先生を蹴ったりして抵抗したことがあった。それ以来本人は二度と学童には行かないと決意してしまった。←そんな決意されても、行かなきゃいけないんだよ❗と何度も言って聞かせたけど、絶対に行かないと抵抗され、担任の先生から学校で疲れちゃうからさらに学童は難しいのかも…と言ってもらえて、ようやく諦めることができた。

9月の学習発表会あたりからなんだか疲れてるな~とは思っていたけど、次の行事のマラソン大会がネックだったみたいで、その辺りから朝起きられなくなって、休むようになった。
でも、日中、誰もいないことだってあるし、留守番っていっても1日とか一体どうするんだろう…💦💦と、私の仕事を休ませてもらったり、休む日が続いて困った挙げ句に長男を車に乗せて職場に行ってしまったり…💦しっちゃかめっちゃか。

そんなとき、同じ職場に勤めていた隣の席の用務員さんから、メモを渡されて、そこに書いてあったのが「フリースペースつなぎ」だった。
「不登校のことに詳しくて、力になってくれるところだから連絡してみて」と言ってもらったら、ちょうどその日 図工展の出張があって仕事が早く終わったので、その日に先生にお会いすることができた。

中村みちよ先生✨✨

本当に素晴らしい出会いだった。
泣きながらこれまでの経緯を話したけれど、先生の包容力に、なぜか大丈夫な気がしたのを覚えている。

それがもう3年前の話。


             🌟フリースペースから見える空🌟