これも不況の影響でしょうか
リクルートは、大学生の就職志望企業ランキング
『就職ブランド調査2009』の結果を先週発表しました。
そこで「働きたい企業」の総合ランキング1位は
昨年4位だったJR東海、2位は昨年9位だったJR東日本と
JRの1、2位独占となりました。
一方、不況の影響をもろに受けてしまった
トヨタ自動車、ソニー、シャープなどの製造業は
昨年から大きく順位を落としています
アンケートの結果は男女の総合ランキング。
1位はJR東海(昨年4位)、2位はJR東日本(昨年9位)
3位は全日本空輸(ANA)。
上位3つはともに不況の影響をあまり受けない社会インフラ関連となった。
第4位以降は、みずほフィナンシャルグループ、
三菱UFJ信託銀行、三菱東京UFJ銀行と銀行が続く
さらに20位以内には東京海上日動火災保険(7位)などの損害保険会社や
明治製菓(16位)など食品系の企業が目立った。
これらの企業に共通するのが“安定性”というキーワードだ。
リクルートの広報部はこう話す。
「インフラや金融、生活必需品を扱う企業は
学生に『不景気でもなくならない』と思われているようです。」
順位を上げた企業があれば、順位を落とした企業もある。
不況の影響もろに受けた製造業は、順位を大きく下げている
02年まで5年連続1位だったソニーは29位(昨年8位)、
シャープが55位(昨年14位)、キャノン77位(昨年20位)、
トヨタ自動車96位(昨年6位)など。
「調査期間に業績悪化報道があった企業は順位を大きく下げました。」
とリクルート広報部は分析する。
昨年から問題となった派遣社員の大量解雇や内定取り消しなど
多くのニュースを聞いて、この結果が出たのではないでしょうか。
特に内定取り消しは、就職活動を行う学生にとって
一番怖いことですので、“安定性”という言葉が出てきても
不思議ではないような気がします。
しかし若い人が働きたくても働けないというのは
社会的に良くないことです。政治家の皆さん、どうにかしてください
それでは、また