17日、東京都内で12月6日(土)に横浜アリーナで行われた
『K-1 ワールドグランプリ08 ファイナル』に関して
K-1の谷川貞治イベントプロデューサーが会見しました。
その会見内容は、今大会の決勝戦で史上初の反則負けをした
バダ・ハリ選手の今後の処分に関するものでした。
レフェリーの制止を聞かず、相手のレミー・ボンヤスキー選手の
頭を踏みつけるという暴挙に出たバダ・ハリ選手(右)
左はバダ・ハリ選手を止める角田レフェリー
12月6日に行われた『K-1 ワールドGP08 ファイナル』
決勝トーナメントでは1戦、1戦が息詰まる好試合の連続で
集まった観客を沸かせていた。
そして決勝戦は3度目の優勝を狙うレミー・ボンヤスキーと
世代交代『変革』をテーマに戦ってきたバダ・ハリになった。
しかし事件はラウンド2で起きた。
スリップで転倒したレミー・ボンヤスキーに対し、バダ・ハリは
レフェリーの制止も聞かず、顔を踏みつけるという暴挙に出た。
これによりレフェリーはレッドカードを掲示。
08年の決勝戦は、まさかの失格負けで勝負が決まってしまった。
バダ・ハリの処分について、谷川代表がコメントした。
処分については、ルール―ブックに則り3つの処分が下されたと発表。
① ファイトマネーの全額没収
② 失格負けのため準優勝の資格、賞金も没収
③ バダ・ハリが所持しているヘビー級のベルトを剥奪
今後のバダ・ハリについては
「大みそかや来年の3月大会に出場させることは、考えていません。
ハリ自身の反省と周りの状況を見て、判断します。
これを機に、ハリには精神的にもっと強くなってもらって
社会奉仕やボランティアをやったりと、一から出直してほしいと思います。」
一方、処分を受けたバダ・ハリはコメントを出した。
「今回、K-1の決勝戦という世界中が注目する試合で
反則をしてしまったことに対し、また応援してくれたファンに対し
失望させてしまったことを謝罪します。
あの行為でK-1ワールドGPのチャンピオンという称号、賞金、
ファイトマネーを失ってしまい、私自身もショックを受けています。
今回の処分には従います。しかし、反省の気持ちも
謝罪の気持ちも戦うことでしか伝えられません。
自分がルールの中で闘えるということを証明したいです。
そしてレミーに対しても、リング上で文句のない決着をつけたいです。」
チャンピオンベルトも剥奪され、文字通り一からのスタート。
しかし今回の事を十二分に反省し
精神的に強くなったら、誰もが認めるチャンピオンになれると思います。
今回の“事件”は残念でしたが
強くなって、また帰ってきてほしいと思います。
それでは、また