8月24日に北京五輪が無事閉幕しました。
今回の五輪でも感動興奮、そして失望
たくさんの楽しみを味わうことができて満足です。
ですが1つだけ気になったことがあったので
今日はそれを書いていきたいと思います。
それは“中国人観客のマナー”についてであります。



今回の五輪で、開催国の中国は金メダルをはじめ
メダルラッシュで、世界一のメダルを獲得した。
メダル大国、しかしその裏にはメダル大国でたって
『スポーツ大国』になれない皮肉な現実があった。


それは中国人観客のマナー

それが一番現れたのは女子のバドミントン。
8月12日、女子のバドミントンの準々決勝で日本のエース的存在の
“オグシオ”こと小椋久美子選手潮田玲子選手のペアが登場した。
対戦相手は世界ランク3位で第2シードと呼ばれる
中国のペアだった。
オグシオはこの相手に歯が立たず、0-2と敗戦した。
相手は強かった。だがそれ以上の脅威が観客席にいた


オグシオ

ストレートで負けて肩を落とすオグシオこと
小椋久美子選手潮田玲子選手ペア


「シャーッ!!シャーッ!!」
中国人選手がスマッシュを打つたびに
中国人応援団から敵を威嚇するような声援が起こる。
この「シャーッ!!」を漢字にあてると「殺!!殺!!」
つまり彼らはオグシオに向けて
「殺せ!!殺せ!!」の大合唱を向けていたのだ。


試合後、この事を聞くと潮田選手
「とても怖いです。」と身を震わせた。相方の小椋選手
「最後は完全に飲み込まれてしまいました
この4年間バトミントンをたくさんの人に観てもらいたくて
一生懸命やってきました。
相手への対策もしっかりとしてきたのですが・・・。」とうつむいた。


「殺せ!!」の伏線はあった。
この試合の前に行われていた女子ダブルス準々決勝で
日本の末綱選手前田選手のペアが
世界ランク1位の中国人ペアを下す大金星を挙げていた。
その報復だろう。中国人応援団がオグシオに大ブーイングをしたのだ。


バトミントンだけではない。
バレーボールの試合でも日本人選手がサーブを打つと
会場からは大ブーイングが起きた。
射撃の競技でも中国人と対戦する相手が的に向かって集中している時
わざとガヤガヤと雑音を立て
集中力を欠かせるようにしていた。


五輪は無事に終わった。中国はメダル総数でもトップ
だがその一方で観客のマナーは最悪
相手選手に対して「殺せ!!殺せ!!」は聞いたことがない。
これはスポーツマンシップに反する。
それが五輪で出たことはとても悲しいことである。


それでは、またドンッ