北京五輪の前に思わぬ障害が立ちはだかりました。
北京五輪最終予選で劇的な勝利を重ねて
16年ぶりの五輪行きを決めた男子バレーボールの植田ジャパン。
しかし19日、20日にブラジルで行われる
ワールドリーグ(WL)中国戦を前に、
監督の植田辰哉監督が怒りをぶちまけました。
会見中、頭を抱え苦悩の表情を見せる植田辰哉監督
大阪市中央体育館で
“事件”の発端は7月16日だった。
ブラジルのリオデジャネイロで行われる
ワールドリーグ(WL)の決勝ラウンド(23日~27日)の出場に
主催者推薦で選ばれたことだった。
だが北京五輪は来月すぐに迫ってきている。
ブラジルまでの長距離遠征に、ナインは困惑した。
日本バレーボール協会は17日、当大会出場を決めた。
この大会で強豪国と対戦できるメリットはあるが
それより遥かにデメリットの方が多いのが気になる。
北京五輪からは試合で新公式球を使用することになっているが
WLでは旧公式球を使うため
新公式球に慣れるための練習時間が削られる。
さらにブラジルまで片道約2万キロの長距離移動は
監督、選手にとっては大負担。
だが結局、日本協会は国際バレーボール協会の要求を断れなかった。
このあまりに“理不尽すぎるブラジル行き”に
植田監督は、18日に行われた会見で不満を露わにした。
「チームとしては本当に困っている。難しい。
私の決定したことではないので、協会に聞いてください。」
さらに
「詳しくは20日(中国戦の後)に話しますが
正直、何が起こっているのか分かりません。
我々は現時点で予選リーグ4位なのに・・・。」
と結果を無視した主催国推薦にも不満をぶつけた。
16年ぶりに五輪出場を決め、その五輪が来月に迫った今。
植田ジャパンに思わぬ障害が立ちはだかった。
予選リーグでは4位なのに、主催国推薦で決勝リーグ出場。
意味不明な事だらけだ。
日本にはデメリットが多すぎる。これは主催国による罠か?
植田ジャパンはこの障害をどう乗り越えるだろうか
それでは、また