『昨年の日本シリーズを振り返って』です。
今日はシリーズの1つの流れを変えた
日本シリーズ第2戦を書いていこうと思います。
第1戦で完敗を喫し、CSまでの勢いもここまでか
と誰もが思いましたが、息を吹き返し
中日野球全快!見事快勝しました!


日本シリーズ第2戦試合経過・・・
第1戦で野手陣が手応えを感じたのは6回表の攻撃だった。
ヒットエンドランと足を絡めての攻撃、これはまさに
CSでやってきた戦い、そして中日本来の攻撃だったからだ。

それをプレーボールとともにいきなり仕掛けた。
日本ハムの先発・グリンはなかなかの強敵だが
中日の速攻に出鼻をくじかれる格好となった。


1回表、先頭の荒木が初球を中安して出塁すると
続く井端の初球で二盗に成功して、2球で無死2塁。
井端がしぶとく右安でつないで無死3塁1塁とすると
森野中犠飛を放ち0-1と先制する。


中日の先発は若エースの中田
昨シーズンは見事ノルマの10勝をクリアした期待の若手だ。
この日の中田素晴らしい本当に素晴らしかった
そして谷繁のリードも冴えた。
内角攻めが苦手な日本ハムの
1、2番に内角を突く強気な攻めで凡退させると
2年前にやられた3番・稲葉にも力強い直球でねじ伏せる。


2、3回は四死球で走者を背負うものの
中田独特、伸びてくる威力ある直球でねじ伏せていく。
その影には谷繁リードもあることも忘れてはならない。


試合は0-1と緊迫の展開を見せていたが、4回表。
先に崩れたのはグリンだった。しかも自滅という形で。
3四球で1死満塁。マウンド上で我を忘れてカッカするグリン。
一番の攻め時で、打席には中村紀


5球目、スッと真中に入ってきた直球を逆らわずに打ち返すと
打球は右翼フェンスを直撃する2点タイムリー二塁打
貴重な2点が入り、0-3とすると
さらに四球で2死満塁とすると
藤井押し出し四球を選んで0-4、中日が主導権を握る。


右翼フェンス直撃打

右翼フェンス直撃のタイムリー二塁打を放つ中村紀選手


先発中田は4回裏にセギノールに特大ソロHRを許すが
それ以外は完璧といって良いだろう。
いつもの暴れ馬が嘘のように、コントロール良くズバズバと
重く威力ある球を投げ込み日本ハム打線をねじ伏せていく。
結局中田8回を1失点と十二分の活躍をしてくれた。


そしてトドメを刺したのはやはりこの人、“ダメ押し王”だ。
1死1塁からスッと真ん中に入ってきた
初球の甘い直球を完璧にとらえると
打球は右翼席に運ぶ2点本塁打で勝負あり、1-6。


オマケは7回表、荒木左安盗塁で1死2塁とすると
森野が内角高め直球を右中間席に運ぶ2点本塁打、1-8。
9回表は石井クルス高橋とつないでゲームセット。


中日は投打で日本ハムを圧倒し、快勝。1勝1敗のタイにした。
この試合、投打でリズムが良かった
その流れを作ったのは、やはり1回表の先制点
相手の出鼻をくじく速攻が、イライラしやすい外国人投手に効いた。
中田の投球は、文句のつけどころがなかった。
今季の活躍が早くも楽しみである。


それでは、また♪