今回で3回目となるこのシリーズ。
しかしよく考えてみると、少し不思議な事があります。
今季の中日ドラゴンズのレギュラーシーズンでの戦いで
印象に残った試合が少ないのです。


例年通り、毎日のようのTVで応援し
携帯やインターネットで随時試合状況を把握していましたが
やはり印象に残った試合はありません

というのもCS、日本シリーズと
ポストシーズンでの戦いの印象が強いからでしょうか?
今日は記念すべき(?)ポストシーズン第1戦である
CSの阪神戦(ナゴヤドーム)を書いていきます。
中日は投打に噛み合い、今季5本指に入る良い試合でした。


試合経過・・・
中日は毎年のように、短期決戦に弱いと言われ続けた。
去年、04年の日本シリーズ。
落合監督はあくまで「シーズン通りの野球をやる。」と言ったが
どちらも紙一重のところで敗れた
今回はそのやり方を変えた


それにはレギュラーシーズンを2位で通過した
というのがあるのかもしれない。

とにかくシーズンではあまり見られない積極的な采配
ことごとく的中した。
それに応えた選手も素晴らしい。
CS第1戦、ナゴヤドームの阪神戦。
その1回裏の攻撃だった。


先頭の荒木二失策で出塁すると、2番井端の初球に盗塁
相手投手の出鼻をくじくと
井端の二ゴロの間に1死3塁。
すると森野が前進守備を破る右前タイムリーで1-0。
さらにウッズが高めの変化球を
豪快に右中間席に運ぶ2点本塁打で3-0。
中日があっという間の攻撃で、主導権を握った。


投げてはエース川上が阪神打線をでねじ伏せる。
力のある直球強気な投球はいつも通りだが
伝家の宝刀カットボールフォークを多めに投げ
阪神打線に的を絞らせない。
なんと5回を終え無安打無失点


エース川上投手

力投する川上投手


しかし6回表、関本にフォークを左前に運ばれ
完全試合は逃すものの、7回無失点と試合を作った。


打線は6回裏、阪神救援トリオJFKのK久保田から
井端右前タイムリーを放ち4-0とすると
さらに1死3塁1塁と“走者2人”を置いて森野
高めの直球、完全なボール球だったが
きれいに振り抜いた打球は弾丸ライナーで右翼席に突き刺さる
トドメの3点本塁打
、7-0として勝負を決めた。


さすがミスター3ラン

トドメの3点本塁打を放ったミスター3ランこと森野選手


その後は小刻みな継投で逃げ切り7-0で圧勝しました。
今思うと、1回裏のあの鮮やかな速攻
これがCS第2戦や日本シリーズでもアジアシリーズでも使った
中日らしい“いやらしい攻撃”となり
相手投手を揺さぶりました。
そう、この試合でそこまで流れを作ったのです。
そういう意味でもまさにこのゲームは最高!と言っていい試合でしょう。


それでは、また♪