クライマックス・シリーズの進出を決め
日本一にはまだ望みを残している中日。
しかし落合監督はこれを“付録”と言い
あくまでも球団初の連覇を目標としてきました。
下馬評では圧倒的に中日が有利でしたが
蓋を開けてみれば、巨人が優勝。
果たして何が?今季の中日を振り返ります。
福留の離脱、打線に“穴”・・・
やはり大きかった。
右肩痛で今季の大半を棒に振った福留。
攻守の要が抜け、特に打線にはそれが響いた。
開幕当初は3番福留、4番ウッズ、5番李だったが
3番の福留がいなくなり
後半戦が中村、井端など日替わり状態。
当然4番のウッズが敬遠される形が多くなり
5番に定着した森野の負担は大きくなった。
今季は97打点と自己ベストを大きく更新したが
やはり福留の穴は埋めれなかった。
今頃、こんなことを言ってはいけないが
正直福留がいたら・・・。
今季何度も思った、1人のファンの正直な思いだ。
新外国人・李の不振・・・
昨年チームに4年間在籍し、
2度のリーグ優勝に導いたアレックスが解雇され
替わりに韓国のLGから李を獲得した。
当初は広角に打てる柔らかなバッティング、
守備範囲の広さ、定評のある走塁と
3拍子揃った選手として、期待されていた。
しかし開幕当初こそは好調だったが
徐々に日本投手の攻め方に苦戦を強いられた。
5番から打順は6番、7番へと降格した。
成績不振から2軍に落ちることもあった。
結局シーズンを終わって、
打率.261、125安打、9本塁打
46打点、0盗塁。
そして気になったのは.295という出塁率と
.250という得点圏打率の低さだった。
ちなみに解雇され、広島に移籍したアレックスはどうだろう。
打率.300、87安打、7本塁打、
31打点、2盗塁ながらも
.366という高出塁率に
.356という勝負強い得点圏打率を見せ
チームに貢献した。
李の復活、巻き返しこそ
来季の中日を左右するといっても過言ではない。
それでは、また♪