つい先日、日本の東京都小笠原村に属する
硫黄島の呼称を「いおうじま」から「いおうとう」
変更したことで、ニュースになりました。
しかしそれ以上に、アメリカでは波紋が広がっているようです。


上陸する米軍

第二次世界大戦の激戦地・硫黄島
硫黄島では栗林中将率いる日本軍が、ゲリラ戦を展開。
日本軍の死傷者数よりもアメリカ軍死傷者数の方が多く
歴史の残る戦いであった。
写真は、硫黄島に上陸するアメリカ海兵隊


アメリカ国内では、20日に硫黄島呼称変更が伝えられた。
各メディア報道では、日本側が単に旧称復活に過ぎないと
報道しているが、戸惑いは隠さない。
ローマ字表記の米国では、同じ漢字の呼称の変更は
地名そのものが変わるに等しいためである。


とりわけ不満の声は、米軍の退役軍人に多い。
米国では、第二次世界大戦で「イオウジマ」の戦いの勝利が
大戦の勝利の象徴する地名として定着しているから。
海兵隊のヘインズ退役中将は、今回の事に対して
「はっきり言って呼称変更には納得できない
イオウジマの名は我々の伝統であり、遺産なのだから。」と話した。


さらに退役軍人協会のデービス広報官は、
「旧称への差し戻しは、日本のやったこと。
でもイオウジマの名は、米国の軍事史に燦然と輝くものだ。」
とコメントした。


父親たちの星条旗

硫黄島の一番高い山・擂鉢山星条旗を掲げる6人の米国軍人
写真は「父親たちの星条旗」より


米国では、擂鉢山星条旗を掲げる6人の米兵
巨大な像が、戦没者墓宛のあるワシントン郊外の
アーリントンに設けられている他、
海軍の強襲揚陸艦も「イオウジマ」と命名されているほど。


僕は普通に「イオウトウ」と言っていた人なので
今回の呼称変更は構わないのですが、
米国内では納得できないようです。当たり前か・・・。


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それでは、また♪