今日からの「思い出ゲーム」
中日ドラゴンズ2005年のゲームを振り返っていきたいと思います!
今日は、劇的な勝利の開幕戦です。


試合経過・・・
2005年のペナント・レースが始まった。
今思えば、竜党はこの日4月1日の勝利は決して忘れないだろう。


中日先発はエース川上
初回、いきなりのピンチを招く。
2安打を打たれて2死2塁1塁とするも川上は落ち着いていた。
鈴木を三ゴロに仕留めて、ピンチを切り抜ける。


3回には谷繁強肩で盗塁を刺し、
5回には無死3塁1塁のピンチを招くが、
相川を投ゴロ、三浦を注文通りの三ゴロ併殺に仕留めてピンチ脱出。


しかし打線が援護できない。
横浜先発の三浦のスライダーを打てない。
チャンスらしいチャンスも作れず、もどかしい雰囲気に・・・。


川上が9回表を無失点で投げぬき0-0で9回裏へ。
ドラマは待っていた―
9回裏、先頭の立浪が三浦の甘いフォークを逆らわず左翼へ運び
左三塁打で出塁。無死3塁とする。
この後、横浜バッテリーはウッズ福留連続敬遠
無死満塁でアレックスが打席へ。


「最低でも犠牲フライを。」
ミートを心がけていたアレックスは三浦の変化球
ことごとく見送った。
カウント2-3。
三浦もボール球は投げられない。アレックスは打たなければならない。
ここから2者の怒涛の攻防が始まった。


6球目、7球目、8球目・・・
すべてファールするアレックス。三浦も変化球は投げられない。
1球ごとに球場内にため息と歓声が上がる。
10球目、11球目、12球目・・・
全部ファール。もう竜党は心臓バクバクだったはずだ。


そして13球目。
何度かファールした142キロ真ん中直球、前に飛んだ。
打った瞬間快音が響き、打球は左中間へ。
打球は、まるで何かの力に寄せられるかのように
左中間スタンド最前列に飛び込んだ。

アレックスサヨナラ満塁本塁打だ!!スコア4-0。
スタンドは総立ち、もうお祭り騒ぎになっていた。
ホームベース上で味方からの手荒い祝福を受けたアレックス
とても嬉しそうだった。

人生初サヨナラ・グランドスラムだよ。
リトル・リーグでもなかったし。」


入団1年目には「チャンスに弱いアレックス」という
レッテルが貼られてしまった。
もうチャンスに弱いなんて言わせない―
年々進化するアレックス来年はどのようなドラマを見せてくれるだろうか?

中日×阪神戦

これは阪神戦で井川から3ラン本塁打するアレックス。


それでは、また♪