暑いですね
こういう暑いときに重宝するのがOS1に代表される経口補水液です
今日は経口補水液の解説をおこなっていきたいと思います
ちなみに数ある経口補水液ですが一般の方はどこに注目したらいいかわからないと思います
そこで調べたところ水分の吸収は小腸にある共輸送体が消化産物(浸透圧活性物質)とNaの吸収を行っておりNaが吸収されることにより細胞外液の浸透圧があがりそれにより濃度を均一に保とうとする働きから細胞外液に水分が運ばれるようです
はい 私も全くわかりませんw
まあいいや
まとめるとアメリカ小児科学会のだした基準に従うと吸収がいいということらしいです
ざっくりというか雑にまとめましたがw
アメリカ小児科学会(AAP)によるとNa+40~60mEq/L 炭水化物2.0~2.5%
これに近いと合格点らしいですね
ドリンク部門
アクアサポート
明治の製品です
Na+(mEq)/L=50
炭水化物
2.3%
Naの濃度 炭水化物の濃度 ともにAAPの基準に合致しています。味もおいしいです
さすが明治といったところでしょうか
味にうるさい嫁もまあまあいけるとのこと
俺もすんなり飲めました
アクアソリタ
薬局で注文すれば買えます
味の素の製品です
りんご風味です
ドリンクはこの味しかないですがゼリーは味が二つあります
Na 80mg
Na+(mEq)/L=80mg÷23(ナトリウムの原子量)×1(原子価。Naの原子価は1)×1000/100(100ml中の値なので1000mlつまり1Lに換算する)=34.782608696≒35
炭水化物
1.8%
アクアソリタは他社製品より塩分濃度 炭水化物濃度が低いです。そもそものコンセプトが熱中症になる一歩手前で飲むということだとメーカーさんに伺いましたので使いわけてみてもいいかもしれません
味はとてもおいしいです。
他の経口補水液が塩っ辛くて無理と駄々をこねたうちのばーちゃんに薦めています
アクアライト
意外と知られていませんが和光堂の出している経口補水液
OS1とこれだけが消費者庁から個別評価型病者用食品の許可を得ています
Na 69mg
Na+(mEq)/L=69mg÷23(ナトリウムの原子量)×1(原子価。Naの原子価は1)×1000/100(100ml中の値なので1000mlつまり1Lに換算する)=30
炭水化物
5.5%
この商品が個別評価型病者用食品の許可がとれているのに知られていない理由は子ども限定の商品だからです
Naも炭水化物もまさに子供が飲みやすいように作っているのがよくわかりますね
アクエリアス経口補水液
アクエリアスの経口補水液バージョンです
ドンキーホーテで売っていました
薬局で注文すれば買えます
100ml中
Na 98mg
Na+(mEq)/L=98mg÷23(ナトリウムの原子量)×1(原子価。Naの原子価は1)×1000/100(100ml中の値なので1000mlつまり1Lに換算する)=42.608695652≒43
炭水化物
2.7%
これはうまいです
アクエリアスより少し濃い味がします
残念なのが炭水化物の濃度が少し高いこと
高すぎると吸収が悪くなるようなので若干マイナスかなと
ウォーターサポート
スギ薬局のオリジナルブランドですね
食塩相当量 0.26g
Na+(mEq)/L=0.26g÷58.5(食塩の分子量)×1(原子価。Naの原子価は1)×1000(これでEq→mEqに直す)×1000/100(100ml中の値なので1000mlつまり1Lに換算する)=44.4444444≒44
炭水化物
2.6%
これもアクエリアスと同じ
少し炭水化物が高いです。ただここまでくると誤差の範囲内のような気もしますが
エブリサポート
アカカベ薬局に売っていた経口補水液です
100ml中
食塩相当量 0.2g
Na+(mEq)/L=0.2g÷58.5(食塩の分子量)×1(原子価。Naの原子価は1)×1000(これでEq→mEqに直す)×1000/100(100ml中の値なので1000mlつまり1Lに換算する)=34.188034≒34
炭水化物は計算しなくて大丈夫
2.4と書いてますのでそのまま2.4%です
味はポカリスエットの薄い感じです。
僕は少し苦手でした
塩分濃度が少し低いようです
OS1
経口補水液の王道です
個別評価型病者用食品の許可を消費者庁から得ています
食塩相当量0.292
Na+(mEq)/L=0.292g÷58.5(食塩の分子量)×1(原子価。Naの原子価は1)×1000(これでEq→mEqに直す)×1000/100(100ml中の値なので1000mlつまり1Lに換算する)=49.91453≒50
炭水化物
2.5%
んー
さすが王道
ただ味が・・・僕は苦手かな
ちなみにこれがおいしいと感じる人は脱水状態に陥っていますので水分補給はこまめにしてください
ココカラファイン経口補水液
ココカラファインに売ってあったオリジナルブランドですね
食塩相当量 0.31g
Na+(mEq)/L=0.31g÷58.5(食塩の分子量)×1(原子価。Naの原子価は1)×1000(これでEq→mEqに直す)×1000/100(100ml中の値なので1000mlつまり1Lに換算する)=52.991453≒53
炭水化物
2.6%
少し炭水化物が高いです。しかしウォーターサポートでも触れましたが誤差の範囲内のような気もします
ただ味が僕は苦手でした。
嫁さんもすぐにギブアップ
ゼリー部門
アクアサポート
アクアサポートのゼリーバージョンですね
Na+(mEq)/L=50
炭水化物
2.85%
ゼリーのほうが炭水化物の量が多いみたいですね
びっくり
ドリンクのほうをお勧めします
アクアソリタ
味の素の商品でこちらはゼリーバージョン
100ml中
Na 80mg
Na+(mEq)/L=80mg÷23(ナトリウムの原子量)×1(原子価。Naの原子価は1)×1000/100(100ml中の値なので1000mlつまり1Lに換算する)=34.782608696≒35
炭水化物
125ml中 2.3g
2.3g÷125ml×100=1.84%
量が少なく単価も高いのがネック
ただとてもおいしいですね
森永の製品です
100g中
食塩相当量は記載なし かわりにナトリウムの量が記載されています
Na 92mg
Na+(mEq)/g=92mg÷23(ナトリウムの原子量)×1(原子価。Naの原子価は1)×1000/100(100g中の値なので1000gつまり1gに換算する)=40
炭水化物
2.8%
炭水化物はちょっとオーバーしてますね
しかしゼリー部門では突出したコスパを演出しています
私はもっぱらこれを使用しています
味もかなりおいしいです
OS1
経口補水液の王道ですね
売り上げもこれが突出して高いです
Na+(mEq)/g=50
炭水化物
2.5%
味もゼリーにすることで塩味がバニリングされるためドリンクより飲みやすいです
いろいろな経口補水液をあげましたが私の後輩薬剤師のY氏は猛烈にOS1を押しています
実際OS1は間違いなく他の経口補水液とくらべても効果は高いでしょう
だがしかしブログを見てもわかるようにAAPの基準を満たしている商品はもう一つありますよね
そうです
アクアサポートです
あれはAAPの基準も満たしつつ味もおいしいという利点があります
継続は力なり
Y氏はそれがわかっていない!
俺はアクアサポートをおすぞー
ちなみにゼリーは断然アクトウォーターです
なぜならコスパが半端なく良くなおかつおいしいからです
どうだ
ぐーのねもでまいっ
注
計算間違っていたら教えてくださいw