経にぞ経で

身を隔ててや

心までに

成るべきかはや

末のまた末




世韻



生辺捨つ

心かてかは

都人の

隔ての折りの

くちぐちし身は






世韻





何時の風

去年の風とは

知れけりと

思ふが花の

匂ひ知らせじ






世韻