世間で働き方改革が聞こえるようになって久しい。他聞に漏れず、働いている会社でも働き方改革を謳い、今までと大差ない取り組みをしている。
会議の効率化、ムダな業務の削除。聞こえは良い。
それを音頭取りする上席の意識が気になった。
一般的に上席になるほど権限を持ち、見る範囲が広がる。それに伴い時間の調整についても優先権を得る。
それ自体は致し方ないと思う。
ただ、部下には、アポイントや状況を察する事を求める事が多いのに対し、部下の状況や都合は察さない事が多分に有るという事をふと感じた。
察せなかった。思い至らなかった。と一言あったなら、まだ良い。
しかし、ほとんどの場合、そういう事をしているという認識がない。
なんだったら、それが当然と思っている節も見える。
そういう意識の差が上下の温度差、ひいては組織の温度差につながっているのではないかとの考えに至った。
自戒の念を込めて、
他者の「時間」や「間」を奪わないように。
奪ったとしたなら、それに気づける。そして、一言でも言葉を添えれる。
そう行った姿勢を持ち続けたいと思う。
久しぶりの晴れた夕方にそんな思考を走らせる。
そういう日もまた良いものだと思う。
そういう心持ちで居られる「今」に感謝。