真実は小説より奇なり。
金曜に京都で飲んだとき、前の会社の先輩と話した話。
その先輩は僕の12上の人です。干支(十二支)がお互いに酉なので、言わば鶏先輩、鶏後輩な間柄になるわけです。
鶏先輩はノンケ男です。カミングアウトはしてないです。気づかれてるとは思うけど。
鶏先輩とは、以前の職場に居た際には、毎日のように飲み歩いていた飲んべえ仲間でもあり、そのお陰で今でもたまに飲んだりしてます。
ありがたいことに、僕を評価してもらってるようで、会う度に「早く偉くなって、オレを使ってくれ」なんて言われます。半分は冗談ですが、そういった叱咤激励していただけるのは幸せだと思っています。
さて、その鶏先輩の同期に超ガッチリ系な人(もちろん男)がいるのですが。
もちろんその人の事は知っていたし、顔や体型なども覚えていました。
(以下の会話では微妙な関西弁が出てきますが、少々お付き合いください。)
「そいつとは同期やし、いろいろイタズラ仕掛けたり仲良かったんやけど、数年前から何か雰囲気変えはじめてな」
「へぇ」
先輩の話に僕は相槌を打ちながら聞いていました。
「会社にも化粧して来たりとか、何か変だなぁとは思ってたんや」
「え?化粧はないですね~」
「で、この間言われたんやけど、実は2年前に…タマ取ったって」
「……」
理解するのに数秒かかりました。
以前に会ったその先輩は、クマ系の男性でした。
想像が全くつかなかったのです。
「えーーーーーっ!」
あまりの衝撃に静かな店内で大声を張り上げてしまいました。
その彼は性同一性障害でずっと悩んでたみたいです。
で、今では手続きを済ませて免許証でも女性になってるらしいです。
大型免許も持ってるのが若干笑えますが。
今ではミニスカートはいてる事もあるようで、全然想像できません。
てか40歳超えてミニってどうなんだろうと思いますが。
性同一性障害者に日常から繋がるとは思っていなかったので驚きでした。
今でも普通に仕事を続けているらしいので、それが凄いなぁって感心しちゃいました。
「こうやって笑い話にしてるけどな、本当にあいつは辛かったと思う。」
チラッと言ったその鶏先輩の発言に暖かさを感じました。
なんか嬉しくなりました。