我が家の次女ありー(当時2歳)は用意周到である。
朝起きて、まず今日着る服を自分でタンスに取りに行って、
お気に入りの服を取ってくる。
そして、私が寝ている横で着替え始める。

しかし、パジャマがうまく脱げなかったりして怒り始める。
ここで私が起こされるというのがいつものパターンである。

ありーは昼間はおしっこが言えるのだが、夜は万一の場合に
備えて紙おむつ(スキップパンツというらしい)をはいている。
これがひとりで脱げないのでここでまた怒る。
(最近は夜おしっこを漏らすこともあまりなくなった)

今朝もその紙おむつを脱がしたところで、普通のパンツをはく前に
おしっこさせようと思って私はありーをトイレに誘導した。
「ありー、おしっこしよう」
「おとうはん、おしっこ?わかった」
(ありーは「おとうはん」「おかあはん」と言う。関西人みたいだ)

ありーをノーパンのまま、トイレに連れて行き、無事におしっこを済ませ
ノーパンでまたリビングに戻っていった。

私は手を洗い、トイレとリビングの間にあるキッチンのテーブルの前で
足の裏に違和感を感じた。何かを踏んづけた感じだ。

嫁さんが弁当を作っていたのでそのおかずだろうと思って、手でつまみとると
何だか臭い。
これはまぎれもなく「うんち」のにおいだ。
うわーっ、なんでうんちが?
おそらくありーの尻にうんちがはさまっていて、歩き出した衝撃で落下したのだろう。

その後の手洗い、足洗いは入念にしたが、洗ったあとも臭いような気がした。

先日、近所で起こった事件で、兄のうんちを食べてしまった弟の話を書いたが、
このようなケースで事故に発展したのではないかと思ったりもした。

現実にうんちを食べてしまう事故は起こっている。
小さい子供がいる家庭は特に注意されたい。