今日は私が小学校の頃の話。
今から35年くらい前の話である。
私たちのクラスは40人いて、８つぐらいの班があった。
班ごとに○○係というのが決められていた。
今思い出せるのは、
配り係（配布物を配る）
黒板消し係(黒板を消す）
お花係（花瓶に花を生ける）
掲示係（教室の後ろに掲示物を貼る）
このくらい。
そんな中、小学2年生のころだったと思うが、クラスでよくケンカが起こっていた。
そこで担任の先生が、クラスで一番体の大きい森くんを「ケンカ止め係」に任命したのだ。
しかもこの係のメンバーは１人だけ。
クラス内でケンカが発生すると発見者は森くんに通報し、ケンカを止めるのが彼の役割だ。
クラス内の秩序を守る重大な任務である。
大人の世界でいう「警察」みたいなものか。
しかし、ひとたびケンカが発生すると、当事者2名に加え、ケンカ止め係も加わり、
3人でケンカになっていたことを思い出す。
なぜか泣きながら、戦っていた森くんの顔を忘れられない。
「ケンカ止め係」は、その後は、一度たりとも結成されなかった。
ケンカ止め係はその後、陸上自衛隊に入ったと聞いた。
「戦争止め係」になったのかと感慨深く思い出す。