この姓名になったからか、《藤原》という名前が気に入っています。
 
 
歴史によく出てくるからねー。
 
 
でも同じ名前でも、偉業を成し遂げたひともいれば大悪党として語り継がれるひともいる。
 
 
立場によって正義は異なるので、好きなんだけも歴史はよくわからんショボーン
 


この本は、学校で習った名前がよく出てくる奈良時代。
 


 
藤原一族で女性の天皇になった 
孝謙(称徳)天皇の物語です。



  


奈良時代かな??
 
天平時代?天平は文化の名前?

忘れちゃった~~(^^ゞ 備忘録をかねてググってみよう♪
 
   
この本の登場人物
藤原一族の祖は【藤原鎌足】
 
↓Wikipediaより


飛鳥時代は、奈良時代のひとつ前ですな。
 
 
ちなみに現代は、奈良時代ととても似てる時代なんだそう。



 

この図が頭から離れない!


※ブログから切り抜かせていただきました。


 
政治に仏教が利用される時代……
 
 
この本の主人公の孝謙天皇のお父さんは【聖武天皇】です。
(ちなみに、お母さんは【光明皇后】)
 
 
天皇ならではの苦悩が描かれていて
 
それを聖武天皇から救ってくれたのが、仏教だったみたい。
 


 
天皇も政治に利用されてしまう。 
 
だけど、自分が救われたのだからと、民のことを思って、大仏建立をすすめていたんだ照れとちょっと胸が熱くなりました。
 
 
(聖武天皇が死んで、光明皇后は正倉院を作ります!)
 

お母さんの光明皇后は、賢くえらいやり手で!
  
陰謀により栄華を極めていた藤原一族の出で。
 
 
じぶんの娘(安部→安部内親王→孝謙天皇)を、史上初の女性の皇太子にします。
 
 
そして、実質、藤原仲磨呂と仲良く(デキてる!)政治をとります。
 
 
のちに傀儡の天皇とさせられてしまう孝謙天皇。
 
藤原仲磨呂に恋をしてしまい溺れてしまいます。
 

頭がよく行動力のある母親と藤原仲磨呂の存在で、無能な天皇となり果ててしまいます。
 (しかもお母さんが恋敵という………)
 
 

じぶんが、愛するひとに利用されていると気づかないふりをして、でも不安で苦しくて
 
それでもやっぱり言いなりになって。
 
  
もうイヤだ!!!


存在意義に悩みぬいて、ある日、天皇としての自我が芽生えます。
 
(【自分自身を取り戻す】というところが、とても共感しました。いつの時代もそれは一緒なのですねー!感動を呼ぶ場面です!)
 

そんなとき

 
出たっ!!!
 

道鏡
(どうきょう)
 
たしか、《女性天皇をたぶらかして権力を握った、欲深い僧、プレイボーイ》という認識………

 
だけど、この本では、孝謙天皇は彼によって救われたんだよ。
 
 
そして、藤原仲磨呂が左遷させた吉備真備を呼び戻し、知恵を借りながら、

道鏡に支えられ、助けられながら、
 
 
以前の愛したひと、藤原一族の繁栄、皇帝になるという野望を叶えるためのみ政治を行う藤原仲磨呂を、天皇の地位から迎え撃つ!!!

 
1度泥沼を経験した女は強し!

↑人間が本気を出して立ち上がり、動き出す姿は、猛烈にかっこよく、興奮する(;´Д`)ハァハァ      笑
 
 
でも早速、壁にぶち当たる…………
 
仲磨呂の人海戦術に苦戦する。
 
 

※人海戦術って何??!!
 

 
ひとつ、勉強になりました♥️笑
 
 

去年、わたしが奈良に行った目的のちいさなまつり。
 
そのまつりの目的が、日本のカルマの解消という事で。
 
こんな例が、古今東西さまざまあって。


 
歴史を学ぶこと。
 
歪曲あって、よくわからないのだけど。
 

この作者は凄いなぁて思った!
  
現存する書物の字から、その人たちの印象を感じる。

「女帝と道鏡の恋が、真実であるならば、そして女帝が「堅くて一途」で、道鏡が「素直」な人だったら、二人のイメージは語り伝えられたものとは違うはずだ。そう思ったのがこの作品を書きたいと思ったきっかけだった」 
 
 
「実在の人物を題材に選ぶとき、わたしはなるべくその人の気持ちを理解したいと思う。世間はある人物にレッテルをはりたがる。」

「彼らにはいいわけするチャンスはもう与えられていない。実在の人物を描くとき、わたしはその人物の代弁者になりたいと願ってセリフを考える」

 
作者のあとがきも素晴らしくて、全文を載せたいくらい。
 

ひとと向き合うとき、わたしもそうありたいなって思った。
 

 
 
ちなみに
 
道鏡の出身は弓削(ゆげ)!
 

近くには弓削神社があります!!! 


 
ここにも、道鏡のイメージがタラー
 
 
 

弓削神社については↓