秋は大好き


中国は「死者はやがて蘇る」という考えがあるので、魂が戻ってきても決して復活できないように遺体をバラバラにするのだとか。

読書の秋♪
今年は真剣な勉強しています。
気になっていた本を買いました!

けっこう売れ筋ランキング上位に入ってるみたいですね!
儒教って素晴らしい~~
ていうイメージがあったので、どうして悲劇に結び付くのか、著者の考えが知りたくて。



読めば読むほど、堂々と中国好きと公言していいものかと、思い止まらせるものが………

憧れの地、チベット
最近はニュースにもあってないので、(ただでさえニュースは見ないからかもだけど
)

いまも弾圧してる?ということは、知らなかった………
140人を超えるチベット僧が、抗議の焼身自殺をしてるんだって。。。
なんだろうな、このモヤモヤ。
読んで、なるほどー!と思ったことは
《死生観のちがい》です。
時々、日本人には考えられない、惨い殺しかたをするので、怖かった………
儒教にもとづく中国では
「死によって肉体から離れた魂は消えることなく、いずれ肉体と共存するようになれば、再び蘇ることができる」
と考えられているようです。
これに対して仏教の流れをくむ日本では
「死後の世界は、生前の世界から完全に解放される。そして別の世界に生まれ変わったり、別の人間や生き物に転生することもある」
と解釈されています。
罪人であっても死んでしまえば、その罪から解放される。
日本人は、「罪を憎んで人を憎まず」の考えがあり、遺体への礼節を常に持つ。
罪を憎んで人を憎まず…
鬼平犯科帳の長谷川平蔵の言葉で知って、わたしは平蔵さまに理想の上司像を見出だしたのだけど(笑)
これは日本人特有の考え方だったのだね。
むかーし
仕事の関係で、はじめてひとの死体と接した日は、言葉に表せない気持ちになった。
なんだかわからないけど
尊いもの、丁重に扱わなければならない、って思った。
地震の応援で、ブラジルや中国四川にて救助活動のなか、遺体を発見したとき、黙祷と敬礼をする日本人に世界が感動したというニュースがあって
当たり前ではないのか?!と知ったね。
私にも、日本人のDNAは確実に受け継がれてるんだ( ゜o゜)とあらためて感じた。
宗教って怖いなー。。。
秩序を保つため、必要だったていう背景があるのだろうけど
使うひとによって、支えにも毒にもなるね

またこの本には、
映画『戦場にかける橋』で有名な、タイのカンチャナブリにある泰緬鉄道についても言及がありました。
日本軍が、自身や捕虜や労働者を駆使して断崖絶壁に作り上げた鉄道。
その近くにある戦争博物館は、日本軍がいかに東アジアを侵略したかを綿々とアピールする内容で、欧米諸国による植民地化の歴史についてはまったく記載がない内容。
『北京の籠城』にあった通りだなぁと思い出しました。 (→「読了北京の籠城」)
よく覚えておくことだ。戦をするなら勝て。官軍になれ。賊軍は貶められる運命だ。官軍は戦を正当化する。賊軍は信念を誤り滅ぼされる者たちだった、そう烙印を捺される。だから勝て。しかし万が一にも敗北に至った場合は…
生き延びろ。そして誇りを忘れるな。自分のなかにある真実を、戦場から持ち帰れ。どうやら日本の古事記なども、出雲族と大和族の戦いの結果で歴史の歪曲があったらしい。
(これについてもいつか調べてみたいな~)
でも、南京大虐殺記念館は本当に存在してはいけないと思う!!!
あんなに、中国に行くまえに、言いたいこと言おうと決意したものの
現地ではまったく思いを延べることができず
(時間切れということもあったけど、勇気が出なかった
)


館長の言った「戦争を起こした日本人の危険思想」って、何か、質問したかったのだけど。
記念館は、どれほど日本人が悲惨なことをしたのかという内容がほとんどで、まったく気持ちのいいものではなかった。。。
原爆記念館も、アメリカ人からしたらそんな感じを受けるような内容だったっけ?!!というささやかな疑問も沸いてきました。
なので
ハワイ真珠湾に、公平に歴史を解説している博物館があるとこの本で知って、良かった。
国際情勢を客観的に分析し、なぜ日米が戦わなければならない状況に追い込まれてしまったのか提示。
日本軍と日本兵に対するリスペクトも欠かしてない。
と、ケントさんは言います。
そうだ!それそれ!
南京大虐殺記念館は、まったくそれがない。
この南京の都市から、世界へ平和を提唱する場所として、開館したというのに
その思いは、事件のあるなしを抜きとして、とても素晴らしいと思うのに、
矛盾を感じたのはそれだな。
作り方はとても上手だった。
8割9分悲惨な展示のあと、ジオラマ?遺跡があり、瞑想して平和を考える暗い部屋があり
そこを抜けると公園があり風が気持ちいい。
リニューアル工事中だったので、展示は通常より少なめだったらしいのだけど………
でけん。
↑熊本弁でデカク書きたくなるほど
憂いております。
でも、子育てもろくにできない私に何ができるのか?
なので、最近、力強く生きた歴史上の人物に強く惹かれるのです。
るろ剣とか司馬遼太郎『竜馬がゆく』『燃えよ剣』くらいしか読んだことないのですが
幕末について、マイブーム到来の予感………