瀬谷の健さん -37ページ目

ちょっといい話

高校の頃、英語の授業に20代前半アメリカ人のイケメン教師が来た。

授業は一人一人先生に名前を呼ばれ、前に出て対話形式で進められていった。

先生には授業前に生徒の名前をローマ字に直したプリントが渡されていた。

授業が始まると片言の日本語で挨拶をする先生に女子連中はキャーキャー。

だが、それを結構厳しい口調で注意するような真面目な先生だったので、

みんな真剣に授業に取り組んだ。



授業は順調に進み、結構人気のあった 女子の「新保(しんぽ)さん」の番になった。

先生はそれまでやってきたように大きな声で彼女の名前を呼んだ。

「ジャアツギノヒトネ。ンーーアーー・・・チンポ!ちんぽサン!」


生徒は一瞬凍りついた。


教室にいた全員が瞬時に「笑ってはいけない!」と思った。

たぶん「シンポ」と言っているんだろうけど、

どう聞いても日本語の「ちんぽ」だったし、

「それまで片言だったのに、なぜよりによって「ちんぽ」の発音だけが

こんなにもネイティブなのか」とか「なぜ「ちんぽ」に敬称を付けているのか」

等を考えだすとみんな耐えられなくなった。


結局新保さん以外の全員が爆笑。


新保さんは顔を真っ赤にしてうつむいていた。

その様子を見ていた先生は状況が飲み込めていないようだったが、

生徒の一人がみんなの笑いものになっている状態だけは理解できた

のだろう。

突然般若のような顔になり、その爆笑をかき消すかのような大声で

「シャァァラッップッ!!」と全員を一喝した。

その表情とテンションの凄さに、 教室は水を打ったように静まり返った。

しかし先生の怒りのボルテージは上がったまま。

新保さんの肩に手を置くと「ナデ?ナンデミナチンポヲワラウ?ちんぽガナニカシタ?」

全員が「お前のせいだ!wあと男性生殖器の名称を連呼 するのをやめてください」

と思っていたと思う。

その後、慰めようとしたのだろう、先生はやさしい口調でうつむいて座っている

彼女に語りかけた。

「ちんぽゲンキダシテ。マエニキテクゥダサイ。ちんぽスタンドアップ!」

新保さんも笑った。