8月11日、白川郷から向かったのが白山スーパー林道。
この道は、「開発か、環境保護か」で議論されたのが記憶に残っていて、一度来てみたかった。
料金所でずいぶん高い通行料(通常3150円、今回は2500円に割引されていた)を払って、入る。
親父達は、福井県へ向かうので当然片道だが、観光のためにスーパー林道を通るときは、石川県側の料金所手前でUターンすると片道料金で通行できる。
昨日書いた白楽のおばちゃんによると、
「こっち(岐阜県)側は、青々と緑が生い茂っていて、向こう(石川県)側は、ごつごつした岩山」だそうだ。
確かに、緑を吹き付けたような山である。
あっという間に白川郷展望台に着く。
蓮如茶屋前の駐車場にクルマを止めて、ちょっと歩くと眼下にちっちゃく白川郷が見える。
ブナの大木はを見ると、嬉しくなる。
飲み物などが買えるのは、ここの茶屋が最後なので注意しよう。
ワインディング・ロードを登りつつ、高度を稼いで行くと県境のトンネルを通過。
国境のトンネルを抜けると、そこは断崖絶壁であった。
なだらかな緑の山から、谷底に落ちる岩山になった。
カーブを通るときは、崖が怖いぐらいだ。
トンネルを抜けてすぐに白山展望台がある(ここはスルーした)。
写真に収まりきらないぐらい落差のある豪快な滝である。
たぶん、白山スーパー林道最高の見所だ。
ちょっと下ると、新谷の湯。当初はここで温泉に入る予定であったが……。
「片道20分」の看板が、しかも急な階段。お湯から帰ってきた人たちは皆汗だくになっている。
その様子を見て、「まっ、いいか」と決断(とにかく暑かったので、歩きたくなかった)。
この後、左右にいくつかの滝が見えて、石川県側の料金所に着く。
尚、Uターンしたい人は、橋を渡ってすぐのパーキングで戻ると良い(その後は道が狭くUターンが難しい)。
スーパー林道を後にして、白山~勝山を通って福井へ向かった。
ここで、衝撃の告白。
親父は、昔スキー雑誌の仕事をしていて、このエリアの4つのスキー場ガイドを書いたことがあります。
白山××という名の3つのスキー場と、金沢セイモアです。
今回の旅で、それらのスキー場を初めて見ました。
ガイドは、資料を見て、行ったつもりになって書いていたんです。
もちろんコースなんか滑っちゃいません。
実際にスキー場を見て(夏山ですが)、当たらずとも遠からず「誤差の範囲だ」と思いました
親父