来日が決まったBilly Cobham(ビリー・コブハム)は、アフロ・アメリカン(アフリカン・アメリカン)系のドラマーである。
アフリカはパーカッションの聖地、やはり血が物言うのかアフロ系ドラマーは、やはり独特のグルーブをものにしていると言わざる得ない。
スティーブ・ジョーダン、ハイハットとスネアだけで、特に難しいフレーズを叩かなくても粘っこく耳の奥を刺激するグルーブを残す。スネアに癖が強く、打点が散らばって一定していない(悪く言えば雑アバウト)なのに、それが人間くさくて良い。
オマー・ハキム、どっちかというとビリー・コブハムに近いかな。生で聴いたのはV-drumだったんだけどダイナミックスがすごかった。指先の表現力の幅が素晴らしい。CDでのプレイは意外とカチッとしている。物腰からもインテリジェンスを感じるし。
マニュ・カッチェ、ピーター・ガブリエルのライヴでのプレイは素晴らしい。特に「Secret World Live」でのトニー・レビンとのコンビネーションは最高(トニーはクリムゾンよりいいぞ)。この人は一聴すると乾いた感じのグルーブなのだ(Stingのときに強く感じた)が、プリミティブなアフリカン・ビートを叩かせるとさすがに気持ちいい。
以上の人たちが、親父が気にしているアフロ系ドラマーです。
さて、暑くなってくるとハードな曲聴きたくなりませんか?
親父は暑くなればなるほど、ヘビー・メタル、ハード・ロックがハード・ローテーションになります。
というわけで、最近よく聴いているのがアフロ系メタルのLIVING COLOUR。
ドラムは、ウィリアム・カルホーンです。
フィルでもバスドラを多用し、スネアをスリップさせたり、ちょっと癖のあるフレーズがメチャクチャかっこいいです。
普通にリズムを刻むときも、ハイハットとライドがでかいのにしびれます。
90年代最強のアフロ系ベーシストダグ・ウィムビッシュとのリズム隊は最強でした(復活したのか?)。
おすすめはライヴ盤の「DREAD」なんですが、なぜか売ってない。
なので、
- Stain/Living Colour
- ¥1,995
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ちなみにコレはジャケ買いしました(赤いプラジャケがかっこ良かった)。
親父