意外と検索の多い、「ツーバスの練習法」である。
前に書いた、ボースと16分のドコドコは出来るようになりましたか。
ドラム道場の堤先生によると、「手足を同時に叩くときは独立して動かす」ことを意識し、「独立して動かすときはボースの練習は欠かせない」そうである。
禅問答か
Saraは小学2年生のとき、Whitesnakeのライヴでトミー・アルドリッチのドラムを見て、ツーバスをやってみたいと言い出した。ドラムを初めて半年目ぐらいである。
石橋楽器でpearlのツインペダルを購入、店員さんに、
「あのー、最初はどんな曲練習すればいいですか?」
ツインペダルを買った小学2年生(試奏の際、小さすぎてイスを探し回ってもらった)と、何も知らない親父の、脳天気な質問に、2人の店員はしばし
「……」
「コージー・パウエルとか、良いんじゃないですか」
そのときに思い出した。親父は学生時代、Rainbowの「Kill The King」をやるために、バンドのドラマーのツインペダル購入につきあってやったことを。
ヤツも初めてのツーバスは、コージーであった。
というわけで、
ツーバス初級編のおすすめ練習曲は、
「Kill The King」Rainbow
「Long Live Rock'n Roll」Rainbow
「Spotlight Kid」Rainbow
の3曲とする。
この3曲はCD(レンタルでも)も、楽譜も手に入りやすい。
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「Kill The King」
右足(ワンドラ)のテクニックと、両足(ツーバス)を使うところのバランスが、初級者には最適と思われる。
テンポが速いのが難しいところ。
Saraは、最初、Cubaseでテンポを落としてあげたり、親父のベースと合わせたりしていた。
テンポ140ぐらいから初めて、オリジナルのテンポ(170ぐらいだっけ)で出来るようになるのに、1~2ヶ月かかったように記憶している。
ツーバスとは、別にイントロとかバースのドラム・ソロとか、かっこいいドラムを叩くヒントが満載の名曲。
「Long Live Rock'n Roll」
3連シャッフルの曲。
ツーバスには、利き足とは別に、リードする足というものが存在するらしい。シャッフルを叩いたとき、右足から入るか、左足から入るか、どちらが叩きやすいかで判別するとわかりやすい。
Saraは右足リード(頭が右足)である。
ドラム道場の川口先生によると、右利きでも左足リードの人も多いとのこと(ハイハットを左で踏むから)。
リードする足が決まって、3連のリズムに乗れたら、比較的簡単な曲である(でも、コージーみたいに格好良くはなかなか叩けない)。
「Spotlight Kid」
ドラムはボビー・ロンドネリ?だったっけ。昔、武道館でライヴを見たとき、アフロの頭がドラムセットより大きかった。
この人のドラム・ソロは飽きさせない。そのふてぶてしい態度と言い、親父は意外と好きなドラマーである。ブルー・オイスター・カルトのビデオはおすすめ。
ドコドコ系の入門曲である。フィルインは最小、ひたすらドコドコ。Keyソロが始まる頃には疲れているけどドコドコ、ドコドコ。初心者には一番叩きやすいテンポじゃないかな。
梅雨の季節は、家の中で、ドコドコしよう。
親父