意外と検索の多い、「ツーバスの練習法」である。

前に書いた、ボースと16分のドコドコは出来るようになりましたか。

ドラム道場の堤先生によると、「手足を同時に叩くときは独立して動かす」ことを意識し、「独立して動かすときはボースの練習は欠かせない」そうである。

禅問答かかお


Saraは小学2年生のとき、Whitesnakeのライヴでトミー・アルドリッチのドラムを見て、ツーバスをやってみたいと言い出した。ドラムを初めて半年目ぐらいである。

 石橋楽器でpearlのツインペダルを購入、店員さんに、

「あのー、最初はどんな曲練習すればいいですか?」

 ツインペダルを買った小学2年生(試奏の際、小さすぎてイスを探し回ってもらった)と、何も知らない親父の、脳天気な質問に、2人の店員はしばし

「……」

「コージー・パウエルとか、良いんじゃないですか」

 そのときに思い出した。親父は学生時代、Rainbowの「Kill The King」をやるために、バンドのドラマーのツインペダル購入につきあってやったことを。

 ヤツも初めてのツーバスは、コージーであった。


 というわけで、

 ツーバス初級編のおすすめ練習曲は、

「Kill The King」Rainbow

「Long Live Rock'n Roll」Rainbow

「Spotlight Kid」Rainbow

 の3曲とする。

 この3曲はCD(レンタルでも)も、楽譜も手に入りやすい。

Long Live Rock ’n’ Roll/Rainbow
¥826
Amazon.co.jp

アイ・サレンダー/レインボー

¥1,596
Amazon.co.jp

「Kill The King」

 右足(ワンドラ)のテクニックと、両足(ツーバス)を使うところのバランスが、初級者には最適と思われる。

 テンポが速いのが難しいところ。

 Saraは、最初、Cubaseでテンポを落としてあげたり、親父のベースと合わせたりしていた。

 テンポ140ぐらいから初めて、オリジナルのテンポ(170ぐらいだっけ)で出来るようになるのに、1~2ヶ月かかったように記憶している。

 ツーバスとは、別にイントロとかバースのドラム・ソロとか、かっこいいドラムを叩くヒントが満載の名曲。


「Long Live Rock'n Roll」

 3連シャッフルの曲。

 ツーバスには、利き足とは別に、リードする足というものが存在するらしい。シャッフルを叩いたとき、右足から入るか、左足から入るか、どちらが叩きやすいかで判別するとわかりやすい

 Saraは右足リード(頭が右足)である。

 ドラム道場の川口先生によると、右利きでも左足リードの人も多いとのこと(ハイハットを左で踏むから)。

 リードする足が決まって、3連のリズムに乗れたら、比較的簡単な曲である(でも、コージーみたいに格好良くはなかなか叩けない)。


「Spotlight Kid」

 ドラムはボビー・ロンドネリ?だったっけ。昔、武道館でライヴを見たとき、アフロの頭がドラムセットより大きかった

 この人のドラム・ソロは飽きさせない。そのふてぶてしい態度と言い、親父は意外と好きなドラマーである。ブルー・オイスター・カルトのビデオはおすすめ。

 ドコドコ系の入門曲である。フィルインは最小、ひたすらドコドコ。Keyソロが始まる頃には疲れているけどドコドコ、ドコドコ。初心者には一番叩きやすいテンポじゃないかな。


 梅雨の季節は、家の中で、ドコドコしよう。

親父ドクロ