ジャケットに大きく「X」デフ・レパードかと思った。
『Trouble』から数えるとちょうどスタジオ盤10作目になるからか。
 一緒に届いたASIA『PHOENIX』は予想以上の好作品であったが……。

Good to Be Bad/Whitesnake
¥1,734
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親父は一番安い、USA通常盤を買いました


 デビカバさんの声は変わらず良いです。ライヴではかなり高音が辛いものとなっていますが、デビカバさんは変にシャウトするより美しい中域で歌って欲しいです。「All I Want All I Need」が好例
 キーボードのティモシー・ドゥルーリーが、かつてのジョン・ロードを彷彿とする、なかなか良い演奏をしてます。
 それでは、ギタリスト2人はと言うと。かつてWhitesnakeにはスティーヴ・ヴァイとエイドリアン・ヴァンデンバーグという、テクニカル派とブルーズ派が同居していた時期があります(スタジオではエイドリアン弾いてないけど)。このアルバムもダグ・アルドリッチとレブ・ビーチというタイプの違う二人がいます。ギター・ソロは、意外な展開があったり、渋く弾いていたりなかなか面白いです。聞き分け方としては、アーミングが派手な方がレブ・ビーチ(たぶん)。

 リズム隊は……正直がっかり。親父(Saraも)大好きなトミー・アルドリッチ&マルコ・メンゾーサから、クリス・フレイジャー&ユーライア・ダフィーに変わりました。二人ともそつのない(悪く言えば、自己主張のない)プレーです。特にクリス・フレイジャーのドラムはフレーズ、音色共に面白みがないです。
 楽曲は、いろいろ言われていますが、前作『Restless Heart』よりまし。ダグも意外にブルーズな曲書くじゃん。


 Whitesnakeというバンドは、長い歴史があって、音が変化してきました。ファン層も意外に広い(カヴァーデールが好きなだけでなく、ギターが好きな人とか)。そういう意味では、どの辺をターゲットにアルバムを作るかが難しいんじゃないかと。でも、この歳にして、迷っているのがデビカバらしい(『Restless Heart』で好きにやってコケたし)。

Slide It In/Whitesnake
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 ちなみに、親父が一番好きなアルバムは『Slid It In』です。
親父ドクロ


「全力パフォーマンス」の4月の課題曲
「ハンガリー舞曲第5番蛇金属バージョン」 (動画です、ポチっとな)