親父の父親(Saraからだと祖父ちゃん)は、親父が小1(6歳)のときに亡くなりました。
そのとき、親父は私立の小学校へ行ってました。
親父の母は「うちにはお金がある!」と言って、親父はその後も私立の小学校に通い、中高、大学まで私立に通いました。
でも、真実は……、
電気工事業をしていた親父の親父は、おおざっぱな性格で、未回収の工事代金がけっこうありました。会社を清算するとお金はほとんど残らなかった(どころか借金まであった)らしいのです。
今でも覚えているのが、親父と妹を連れて集金に言った帰り(しらばっくれられた)、踏切の前で立ちつくしている母の姿です。手が震えてました。親父が泣いて思いとどまったのだと、後に聞かされたことがあります。親父はその踏切だけしか覚えていません。
母は、水商売~保険屋~不動産屋~学習塾(頌英塾は昔『五所塚学習塾』と言った)と職を変え、苦労して親父と妹を育て上げました。
親父は母にとても感謝して……いるんだか、いないんだか。
思春期以降は母を「ババア」と呼ぶ、極悪人なりました(Saraのばあちゃんは、親父以外にも、2匹の犬の育て方も失敗していて、ばあちゃんにだけ反抗します)。
今になって思うのは、苦労して子供を育てて、誰に褒められるわけでもないし、見返りがあるわけじゃない。
それでも、自分の生活を犠牲にして子供の教育を考えるのって、当たり前じゃないのか。
良くニュースで、「高級外車(なぜかベンツ)に乗ってて、給食費(保育費)滞納してる」ってやってるけど。なんか違うぞ
親父