福井県苓北は50%の降水確率。うーん、ヤバいなと思いながら妻の実家を出発。お盆の時期はわりと混む道路もすいすい、ちょっと早めに着いてしまった。Saraは三国競艇の駐車場の隅っこで大きな声で挨拶の練習をさせられている。顔がしょぼい。
 芝政の担当者吉岡さんは、とても親切な人で、いろいろ気を使ってくれて嬉しい。また、松木屋の升澤さんも来てくれた。これで緊張気味だったSaraも少しリラックスした。この頃には心配していた天気も回復。Saraは晴れ女なのだ。いままで屋外でやるライヴでは降水確率80%でも雨が降ったことはない。
今回のステージは、海の見える造波プールに面していてロケーションは最高! が、とても暑い。セットを組んでいる途中であんまり暑いので水着に着替える。ステージでは、着ぐるみでショーをやっていた。しかも、走り回ってバナナで滑って転んでいる。Saraにも見習わせたいスゴイ、プロ根性である。
 Saraは11時45分のプール休憩から1回目のライヴ・ショーを開始。暑いからか、緊張しているのか、どうも調子が出ていない。特に曲と曲をつなぐMCがまったく出来ていない。細かいミスも多い。うまくお客さんを乗せることが出来ずに、プール休憩が終わったらお客さんがいなくなってしまった。アニソン2連打で少しお客が戻るが、出来の良くないステージだった。
 芝政では、いろいろなショーに力を入れている。レストランでは「義経と弁慶」の人形劇や、餅つき。キャラクター・ショーや、プリキュラのコスチュームの屋外レストラン。プールサイドでは、社長自らがギターを弾くバンド演奏(芝政オールスターズ)など。いつもどこかでショーをやっている状態である。社長のギターはかなりうまい。バンドの演奏もサンタナやディメオラなどラテン・ロックが好きなら楽しめる、オリジナルだと言っていたがなかなか良い曲だ。こういう社長だからこそ、10歳のチビにこういう機会を与えてくれたのだと思う、感謝!
 Saraの2回目のステージは、2時30分から。プールに入ってリラックスしたからなのか(私に活を入れられたからか)1曲目から良い感じで演奏している。MCで積極的にお客さんとコミュニケーションを取って行くし、楽器のバランス(さっきはフロアタム、バスドラが小さかった)も良くなっている。お客さんもかなりの人数が集まって来た。特に後半、ドラムソロ(構成、テクニック共に素晴らしかった、ソロは日に日に磨かれていく)とアニソン2連発、特に「マジレンジャー」はSaraの高速16ビートのノリの良さも手伝って、盛り上がった。良い気分で2回目終了。Saraはペダルとカウベルとスネアだけ、片づけるとさっさとプールに直行。頑張ったので許可した。本当に2回目はなかなか良かったのだ、ちゃんとやればこれだけの演奏できるんだから、最初から力出せよ。
次は、15日(月)、16日(火) 11時30分~と14時30分~の1日2回公演の予定。