時間を間違えていたのだ。ゲートが閉まる8時45分までに行かなくちゃいけないのに、9時45分だと思いこんでいたのだ。15分で準備して、出発。座間キャンプのゲートには8時47分に到着、いつもはのろいSaraでもやればできるのだ。テロ対策のため、犬にクンクン臭いをかがれてゲートをくぐる。
ドラムを組み立て始めると同時に汗が噴き出る、とにかく暑いのだ。ペットボトル2本を消費して、セッティング終了。手がべたついて、ベースを弾くのが嫌になる。11時頃、ギタリストの岡野君が登場。適当にリハ。野外で音が飛んでしまって、歌いにくいし、バランスが難しい。
13時から、Saraにソロでパフォーマンスをやらせて、客を集める。ロバートの話だと、ものすごい数の客が集まるはずだったのに、パラパラという感じ。You Shock the PANDAの「米兵たちをうならせて全米デビューの夢」は幻になり、開き直って演奏開始。前回がひどかっただけに、演奏はずいぶんまとまってきている。……が、Saraのブォォォーカルはいきなりグラミー賞を通り越して、神の領域に。"Messege in a bottle"では「誰かコーラス(Sara)の音量を下げてくれ!」と心の中で叫んでいた。
米人さんは、ノリが良いので、演奏終了後は握手を求められて悪い気はしなかった。
終わってからは、涼を求めてピザ屋へ。清涼飲料水をがぶ飲みして思考が戻る。「今日のライヴは、あんなんでよかったのかあ?」。
ベースのフェスティバルを見ていると、カナダ(※Saraは3歳から6歳までバンクーバーで暮らしていた)へ戻ったみたいだった。お祭りには欠かせない移動遊園地も懐かしい。
Saraは、演奏中より楽しそうな表情をしていた。だったら、ライブ中にその笑顔を見せんかい。
軍用車両ハマーで遊ぶ。中でドラムが叩けそうなぐらい広い