自分もそうだったけど、小さい頃、早く家を出たかったこともあった。でも、実際行く場所も我慢するしかなかった。そうはいっているが、世の中には、虐待を日々受け、いじめを受けたり、貧困で苦しんだり、死んだ方が楽だと感じる生活を逃げ場もなく過ごしている人もいて、そういった人と比べれば、全然よい環境だったとは思う。以前、万引き家族や、at home という映画をみたことがある。本当の家族とは、なんなのか、この映画をみるとつくづく思う。毎日、喧嘩して、相手に敵意をむけて欲求をぶつけて、一緒に生活をする家族とは、本当の家族ではないと思う。ネットで調べてみると、家族(かぞく)とは、「《家》によって結ばれた繋がり・共同体」のことであり、一般的には「夫婦や親子その他の血縁」「同じ家に住み生活を共にする者」という意味合いまで含めて用いられる表現。と書いてあった。血縁がなくても、一緒に住む人にやさしさを注げる。守りたいと思える。そういう集団こそが家族なんだと思う。家を離れられず苦しんでいる未成年者は、本当に気の毒だと思う。昔、芦田愛菜と松雪泰子主演のmotherというドラマを見たときも思った。苦しい思いをしている子供たちは、苦しいその瞬間に逃げ出したいのに他人が連れ出せば、誘拐罪になってしまう。何がいいたいのかというと、その瞬間に逃げ出したいと思う子供たちを受け入れることに罪をきせることは間違っていると思う。ちゃんと受け入れることを警察なりに届け出すれば、他人であろうと罪にならないようにしたらいいと思う。東日本大震災など、被災にあわれた方々は、避難所で一緒に生活を共にされていましたが、それとこれとでどういう違いがあるのでしょうか。人生は、一度しかないし、苦しんでいる子供たちが、外へ出られるチャンスをもっと多くつくってあげるべきだと思う。家は、くつろげる場所でなければならないし、一緒に住みたいと思える集団こそが家族だと思う。そして、そういった集団を世間的に家族と認めていいんじゃないかと思う。