SUPER☆GiRLS (スーパーガールズ)オフィシャルブログ powered by Ameba




もうここんところトン様どころか普通に「あートンさん」と呼ばれ始めた

制作ディレクターのジュン・トンソクこと木下じゅんです。



6/15付オリコンデイリーランキング4位!!!!!!!!!!

本当に応援して下さっているSPの皆様、関係者の皆様のおかげです。


この勢いでウイークリーランキングも前作「がんばって 青春」の5位を

更新出来るよう、気合MAX!でいきますので、

さらなるご支援をお願いいたします!



新宿タワーレコードさんで行いました握手会に同行したんですが、

初めましての方がホント多くて驚いています。


やはりイトーヨーカドーさんのCMに出演させて頂いているおかげでしょうか。

是非、現場に来て生の「どうだー!」をお聴き下さい(*^ー^)ノ



そんな訳で、MAX!乙女心の楽曲解説をしたいと思います♪


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作詞はS☆Gではもうお馴染みBOUNCEBACKさんです。
「夢の引力」「恋愛ルール」「ときめき色の風とキミ」も
書いていただいております。


作曲は今回初めての松田純一さんです。
彼は大阪在住で、深夜に何度も電話とメールでやり取りしましたw


編曲もこれまたお馴染み鈴木daichi秀行。
「みらくるが止まンないっ!」「がんばって青春」をアレンジ
してもらってます。僕とは昔からのバンド仲間です。



今回は本当にありがたい事に制作段階からイーヨーカドーさんの
水着と浴衣のCMのお話をいただいてましたので、とにかくテーマは
「夏」でした。



以前の楽曲解説にも書かせていただきましたが、まずは作家さんに
楽曲を発注する所から制作は始まります。


夏という大きなテーマから、具体的な楽曲イメージを作家さん達に
お伝えして、集まったデモ楽曲は50曲以上。

それをいつものコアスタッフで聴いて、最終的には3曲まで候補を
絞り込みました。


さらに今回はその3曲全てをLitzに歌ってもらい、なるべく同じ条件で
判断できるようにして社内でアンケートを取ったりもしました。



作家の松田さんは非常にオーダーに対して直し作業が早く、
電話でお伝えした1時間後には「出来ましたー♪」と折り返しがあり
1晩で3~4パターンぐらいサビを作って頂きましたw



歌詞ですが、「がんばって青春」の時は楽曲解説にも書きましたように
複数の作詞家さんにお願いして選ばせていただきましたが、
今回は最初からS☆Gの良き理解者であるBOUNCEBACKさんに
決め打ちで発注いたしました。


歌詞のテーマは「恋に憧れる女子達の夏休み」です。
さらに、1番はカンカン照りのビーチ、2番は夏祭りの夜といった
細かいオーダーもさせて頂きました。


出来上がった歌詞は本当にイメージ通りで、1箇所も直しオーダーを
入れる事無く、そのまま使わせていただきました。
タイトルの表記は当初「MAX☆乙女ゴコロ」でしたが。



アレンジに関しても最初からダイチにお願いしようと決めてました。
SUPER☆GiRLSとしての音楽的なアイデンティティを固めたいという事も
あって、みらくる→がんばっての延長線上に持って行きたかったからです。


一度ラフで組んでもらった段階では、もう少しラテン色の濃い
アレンジでした。ちょっと僕のオーダーミスもあって申し訳なかったんですが
やはりロック色を強める方向で直してもらいました。
ギターは勿論ですが、ドラム、ベースを生に差し替える事によって
軽快な疾走感とグルーヴが生まれて「夏ロック」なアレンジとなりました。


ダイチの今回のアレンジ作業に関してはサウンドレコーディングマガジンの
今月号に詳しく解説されていますので、興味のある方は是非お読み下さい♪


イントロにはLIVEのオープニングで毎回使っている「Welcome~」のMCで
おなじみ、m.o.v.eのmotsuさんのMCが入っています。
いつか生でやってもらいたいですねー。




さて歌です。


この歌割(歌のパート分け)は、現在のS☆Gの代表的なモノだと思います。
歌入れ前に樋口Pからいつものようにエクセルで歌割表をもらって

「なるほどなー」と感心した記憶があります。

マイドルの歌唱パラメータもしっかりと反映されています。


レコーディングは前回から少し間が空いたので、ちょっと不安だったんですが
全員ギアが一段切り替わったくらい成長しててビックリしました。
特に成長著しかったのが志村、秋田、前島ですね。


前にも書かせていただきましたが、レコーディングは一人45分~1時間です。
以前はニュアンスが良ければあとで直せばいいや
という感じで

録ってたんですが、この曲は若干音符の長さや入りのタイミングを

揃えるだけでOKでした。



メンバーが多いグループの場合、上手く歌ってもらう事が

全てではありません。
個々のキャラクターを如何に引き出せるが重要なポイントとなります。


今の技術だと、少々音程やリズムがずれても簡単に直せます。
でも、それを過度にやるとどんどん個性がなくなりますし、

せっかくのニュアンスも削れていってしまいます。

僕はいつも目をつぶって聴いて、

歌っているメンバーの人柄やその時の表情が
思い浮かぶ事を心がけてレコーディングしています。


ある程度歌えるようになってきて、12人の声質のバランスが絶妙に
なってきた気がします。結成当初はどうなることやらと思っていましたが(笑)



この曲はまずAメロのソロ回しがポイントです。
ここで、初めての人が聴いても解るくらいの個性を出したかった。

「胸がズキュン!」の前島は解りやすいですが、他のメンバーもそれぞれの

歌い方の特徴が出ててすごく良いと思います。


個人的には稼農の「アチチな想像」を録れた瞬間、「この曲イケる!」

と確信しました(^-^)

ちなみにハモは全部稼農一人で歌ってます。



Dメロの「そばにいるだけでも~」の部分は溝手ですが、実は当初の歌割では
もう一人候補が上がっていて、トラックダウンの段階でも2つのバージョンが
存在しました。

どちらのバージョンの歌も凄く良くて、判断に悩むところでしたが

最終的には樋口Pの「いや、溝手でいきましょう」で決定しました。


先日のステラボールのLIVEで、ムービングライトが一斉に彼女を照らし

1300人全員の視線を浴びて歌う14歳を見て、「溝手でいきましょう」といった

プロデューサーの判断は正しかったなと再認識しました。



歌割もそうですが、この曲は今のSUPER☆GiRLSの特色を上手く引き出せた
非常にバランスのいい楽曲に仕上がったと思っています。

正直、めちゃくちゃ自信作です!!

僕がディレクターとして今まで携わった作品の中でNo.1です。

トラックダウンが終わってから数日、燃え尽き症候群になっちゃいました(笑)



今日、先輩ディレクターに
「うちの子供がヨーカドーのCM見るたびに歌うんだよー」と言って頂いて、
めちゃくちゃ嬉しかったです。そういう事なんですよね。



いやー。早く夏にならないですかねww
女子の皆さんは是非、「MAX!乙女心」を歌いながらビーチには恋☆水着、

お祭りには恋☆浴衣を着てお出かけ下さい!!




---------------------------キリトリカタソ----------------------------



イベント会場・セブンネットショッピング限定盤に収録されています
「キラ・ピュア・POWER!~Cheer Up!ver.~」
は聴いていただけましたでしょうか??

こちらはテレビ埼玉「LIONS CHANNEL」のエンディング曲となっております。


オリジナルバージョンとの違いは、AメロBメロの歌割を埼玉出身メンバーの
稼農、田中、前島の3人だけで割り振っています。

歌はもちろん録り直しました。


ちょっと聴いて頂ければ解ると思うのですが、めちゃくちゃ3人とも
上手くなっています!特に田中のBメロは秀逸です♪


あとはイントロの掛け声とギターのフレーズ、大サビのキメですかね。
こちらは先日の生誕記念コンサートでも初披露させて頂きました。
LIVEではオリジナルver.の歌割にCheer Up ver.のオケでした。


特に大サビのキメでは振り付け&照明もバッチリ決まって、
会場がどよめきましたねーww


あの瞬間、ステージ上のメンバーがめちゃくちゃ輝いて見えて
目頭が熱くなりました。いやーLIVEってホントいいですねー。



それではまた♪