たまに、ふと悲しくなる時があります。
その悲しいは、何かに連れて悲しくなったのではなくて、
本当にふと、目の前にあるものに悲しさを覚えるのです。
それは、小さい頃に贈られた花束を、
気に食わなかった私が贈ってくれた人と小競り合いをしてしまい、
残された花束をふと見て、悲しくなるような。
それは、昔楽しいひとときを過ごしたところを
わたし一人で歩いて通った時の、悲しみのような。
なんでもない、いままで出会ったこともない
絵や、場所や、乗り物が、悲しくなるのです。
今日はとても穏やかな日ですから、
心がきっと、忙しなく動いてしまう。
そうしてきっと、寝付けない。