ライガーさんで始まった平成プロレス振り返りも最後の4か月。
いわば新元号「令和(れいわ)」への引継ぎ期間。
2月、世界の獣神サンダーライガーさんが引退を発表。
本人のコメントは、、
「平成初のドームでデビューして、平成終わって初めての
ドームで引退って、かっこよくね?」
まさに、平成とともに歩んだかっこいいレスラーである。
今後、
彼みたいな実力を伴った魅力たっぷりのレスラーが、
闘い模様をみせていってくれることがマストだ。
「平成の年末」となったこの4月、新日本がMSG大会を開催。
G馬場さん、キラー・カーン選手に続き、
日本人3人目のMSG大会メインイベンターとなり、
そこでチャンピオンとなったのは、やはりオカダ・カズチカだった。
ちょっと平成を飛び出すが、長州さんがリングを降りる。
もう「引退」という言葉は使わないらしい。
アイアンフィンガーの飯塚さんや、ライガーさんとの5人掛けで
一度は「引退」し、大仁田さんとの電流爆破という「邪」を飲み込み、
リングに戻っている。
ともあれ「俺たちの世代」と呼ばれた<鶴藤長天>も、
リングに残るのは、生涯ネバーギブアップの藤波さんひとりになる。
あの三沢さんもジュニア時代の藤波さんにあこがれていたそうだ。
そして、ライガーさんもドラゴンの背中を追ったひとり。
初代タイガーマスクも藤波さんのジュニアでの活躍がなければ、
あれほどセンセーショナルな登場は出来なかったと思う。
そんな子供たちの「夢」に働きかける存在って大事。
一方で藤波さんは、
あの前田日明さんにもカムバックを呼びかける。
前田さんのファンからすれば「あんたバカか?」という心境だろう。
しかしながら、
今後のプロレスのキーは、こういう常識に縛られない発想だと思う。
おそらく藤波さんは自分の引退試合には猪木さんを指名する。
狙ってではなく、彼はごく自然に、そう考えていそう。
それぐらいでちょうどいいのかもしれない。
<アントニオ猪木>というネームバリューを上回る
存命の格闘家はちょっといないのだから。
さて、平成の幕引きと挑戦だ。
「令和」時代のプロレスよ!私がチラ見ではなく、
生で目撃したくてたまらないと思う試合、闘い模様をみせてくれ!
しのいでしのいで最後に勝つのがプロレスだろ?!」
いつでも、挑戦を待ってる。