なおちゃんが乳ガンと分かってから変わった事。

1 煙草をやめた

2 旅行が増えた。

大きな事と言ったら上の二点。

まず、煙草。

一日に2箱は吸っていた煙草をやめた。すっぱり。

なおちゃんが治療のためにナマモノや果物の一部が制限され、脱毛、吐き気や頭痛、不安。

色々な事をグッとこらえて頑張っている

『その横で煙草なんか吸っていられるか。』

『あの子の我慢に比べれば大したことないさ』


そう思ったら、煙草を吸っている事が急に馬鹿馬鹿しくなった。


あれだけやめられなくて15年位ずっと続けてきた喫煙をやめられた。

自分的には、凄いこと。

なおちゃんも子供達も、うんと喜んでくれた!!



あのまま吸っていたら、肺癌のリスクを人の何倍も受ける事になっていただろう。。


気付かせてくれた、なおちゃん。ありがとう。。


こんな事でも無かったら、煙草がやめられなかった自分に反省です。。
告知されてから・・

『ポジティブに生きたいから病気の事なんか、忘れていたい。』


そう思っていた。


でも、それは違う。


それは、現実逃避。


それではいけない。と、思う。


ガンって、自分自身の細胞の病気で、それは自分が悪いと言う訳じゃなく。

運が悪いわけでもなく。

おばあちゃん、おじいちゃんから受け継いだ物かもしれなくて、そしてその細胞の核は、すでに子供逹にも受け継がれているかもしれなくて。

インフルエンザみたいに、外から来たものでは無くて、細胞レベルでの体の一部なわけで。。

だから、治すのがなかなか難しいのかな。
細胞は十人十色?
合う薬も人それぞれ?
(医者じゃ無いから良く分からないけどあせる)

病気の事を忘れて、逃げ回っていたら、ガンはきっと追いかけてくる。

立ち向かわないと、逃げているだけではやっつけられない。

そう思った。

そう思ったのは、
抗がん剤治療を始めてから6カ月目位、摘出手術の話を主治医の先生から持ちかけられた時でした。
乳がんの告知を受けた日から僕はネットで調べ始めた。

キーワードは

『乳がん』
『ステージⅣ』
『遠隔転移』
などなど。

厳しい事が書いてある。。

調べれば調べるほど、切なく、悲しくなってくる。

5年生存率・・同じ病気で若くして旅立ってしまった人の記事・・最後に家族が『今までありがとうございました』と締めくくったブログ・・


『本人がこれを見たらどう思うだろう・・?』

なおちゃんは、自分の病気について、何も知ろうとしない。
『知りたくない』
『知ったって仕方ない』
『先生に任せるしかないじゃん?』

それは良い事だ!

気持ちが下がる様な物なんか、読まなくて良い。知らなくて良い。

なおちゃんはなおちゃん。他の人の経過とか、全然関係ないじゃん。


そう思った。

そう思った時から、僕はネットで調べたり、なおちゃんと病気に関して話をしたりしないようになった。

書こうと思っていたブログもやめた。


『ポジティブに生きたいから、病気の事なんか忘れていたい。』


そう思っていた。