「死にたがる君へ」



君が死にたいと言うなら、死んだらいい。


その代わり、僕を殺してからにしてくれないか?


だって、君がいなくなったら、


僕が生きる意味、なくなっちゃうから……



       我流詩人:彼岸詠人







我流詩  「悲しくて温かい雨」







傷だらけのその腕で、君は何を感じてきたのか。


傷だらけのその心で、君は何を見つめてきたのか。


今まで流せるだけの涙を流してきた。



不器用な心と体。


不自然に不器用に…


そんな自分のまま、それでも自分らしく生きていたかった。



ただ、


それだけ。



ただ、


それだけ…



苦しくて頼ったわけじゃない。


辛くて寄り掛かったわけじゃない。



ただ、


傍にいたかった。


傍にいて欲しかった。



温もりを探して、


愛も無く抱かれた夜…



狂った三日月が流した


悲しくて温かい雨。



アスファルトを黒く濡らして、


路面に街の灯りを映す。




そこに浮かび上がる君の本当の姿。


薄汚れたドレスを纏った、


この世の奇跡。



君こそが、僕の奇跡。