技術者のブログを標榜するわりに、技術的な話題に欠けるのがこのブログ。
なーどと思わなくもないが、まあ、こんなブログがあっても良いだろう。
一応、匿名ブログなので、職場の事を書くのは避けたい。
いや、書いてはならないだろう。守秘義務があるのだから。
さて。
技術者を見ていて、思うことがある。
それは、狭量な人が、時にいるということだ。
小役人根性の持ち主と、言い換えても良い。
トップクラスの技術者集団があつまる場では、そうでもないのだろうが、
いや、メーカー勤務時も、そういう人は大勢いたから、普遍性があるのかもしれないが、
とにかく、自分に命令する人が許せないのだろうか、
自分が、相手よりも知的優位に立っている事をアピールする技術者は多い。
いや、実績、学位、資格などで、控えめにアピールする分には、技術者の仕事を円滑にする一つの手法として、必要だと思う。
信頼してもらえねば、仕事はできないからだ。ひいては社会貢献する事ができない。
技術者は、社会貢献するためには、ある程度、己の能力をアピールすることが必要だ。
しかしまあ、相手の発言の揚げ足とりであるとか、技術的素人の管理職に、初歩的な技術知識をたてに威張るとか、そういうのは、見ていて醜い。
相手に威張られる前に、こちらから威張ってやれ、という根性が透けて見える。ような気がする。
そういう事をやってる技術者が一人いると、技術者はみな、さ技師という認識が広まって、他の技術者が迷惑する。
そんな人は、よく大声を出す。
素人上司や新人相手に、叱責するような大声で議論しているから、さぞかし高度な提言をしているのか。
そう思ったら、そうではない。
やってる事は、技術的に高度というわけでもない、単に己のメイン担当の、インフラ設定のさじ加減に過ぎないような、ちっちぇーことだったりする。
要は、自分に挨拶しろとか、自分を凄い技術者として扱って良い気分にさせろとか。
そういう事を主張しているだけなのだ。
そうしないと、仕事してやらないぞ。そういうことなのだ。
それは誰にも分かる。ついでに、その技術者が大したことないというのも、よくわかる。
気に入らないからといって、インフラ等を担当する技術者を入れ替えることは難しい。
俗にいう、スイッチングコストが高い職種だからだ。
だから、周囲も、ある程度その人を許容する。せざるを得ない。
しかしなあ。
己が、技術的に大したものだと思うのなら、そんなちっちぇーことで威張るのはどうかと思う。
本当の技術者というのは、難題がもちこまれたら、クールに解決して、見返りを求めない。
見返りは、難題を解決して、技術的に己が成長すること、そのものにあるからだ。
単純作業の羅列は、うんざりして自動化でもしとこうかと思うが。
己を試すような難題の持ち込みは、Welcome! と飛びつかねば。
だから、私は、技術的に大したことない技術者が、
素人相手に威張る姿を見るのが、どうにも我慢できない。
特に若い頃。
相手の技術者の面目を失わせたことも多々あった。若いなあ。
まあ、だから嫌われたのだなあと思うが。あんまり後悔していない。(笑)
威張りたい人は、こう思っておくというのは、どうだろう。
技術者は、もともと偉いのだから、技術劣位にある人には、サービスしてやらねば。
これが、のぶれすおぶりーじゅなのだ。
そうすれば、他の人からは感謝を受けて、
偉そうに大声だしていた時よりも、何倍も、尊敬されることは間違いない。