スペイン語ラジオ(ネイティブ音声)

スペイン語ラジオ(ネイティブ音声)

スペインからネイティブがお届けするスペイン語会話ができるようになるスペイン語ラジオ(音声)です。

Amebaでブログを始めよう!
スペイン語の学習は進んでいますか?教科書や文法書は基本の学習を終えたら、実際に使われているスペイン語にダイレクトにぶつかって学ぶととくにスペイン語会話が上達しやすいです^^

さて、今回はスペイン語ジョークを取り上げてスペイン語会話に役立てようというシリーズの第二回目です。まずはテキストを読んでください。

El Juez y el ladrón

Como el juez prometió ser tolerante esta navidad le pregunta a un acusado:

- ¿De qué se le acusa?
- De haber hecho mis compras navideñas con anticipación.

- Pero eso no es un delito, ¿Con cuánta anticipación las compró usted?
- Antes que abrieran la tienda.

juez:裁判官
ladrón:泥棒
prometió:prometir(約束する)の三人称単数・点過去
ser tolerante:寛容である
navidad:クリスマス
pregunta a ~:~に質問する
un acusado:被告
¿De qué:何で
De haber hecho mis compras navideñas…:↑の質問の¿De quéに対応しており、この場合、~したのでという意味になる。
compras:買い物
navideñas: クリスマスの
con anticipación:期日前に、時間より前に
un delito:犯罪
¿Con cuánta anticipación:どのくらい前に
las comlas comprópró:lasは↑のクリスマスの買い物に対応している。
compró:comprar(買う)の三人称単数・点過去
antes que ~:~する前に
abrieran la tienda:abrieranの主語はellos(彼ら)であるが、この場合は「動作が主体となる用法」になっている。たとえば、La abren a las 9:00.ならば、「店は9時に開く」となる。
abrieran:三人称複数・接続法過去になっているのは「過去の時点から観て、未来の予定」を表現しているためである。なのでこの場合、「店が開くはずであった」というニュアンスになる。

裁判官と泥棒

裁判官は今回のクリスマスは寛容になると約束したので、被告に質問した。

「何で告訴されたのですか」
「クリスマスの買い物を時間前にしたためです」
「でもそれは犯罪ではないですよ。どのくらい前に買い物をしたのですか」
「開店時間の前にです」

きっと笑っていただけたかと思いますが、念のために解説しておきますね。

こう考えてください。店が閉まっている時間に店に入り込んで買い物をして出てきてしまったらどうなるでしょう^^;

スペイン語圏では実際にありえる事件なのでリアリティのあるジョークになるのですが、日本の常識を逸脱しているかもしれないので腹の底からは笑えないかもですけれど^^;

ともかくこういった文化的な背景の差異を知ることでスペイン語会話がさらに上達するので、ぜひみなさんもスペイン語のジョークに挑戦してみてください。

では、楽しいクリスマスをお過ごしください!